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ほん

2013/6/30(su)


皆様

本は読んでおいでだろうか


歴史を木片や布、或いは壁画に記した太古の時代

そして紀元前3000年紀に記された「ギルガメシュ叙事詩」に端を発し

伝説を紡ぐ形で物語としての「本」の歴史は始まる


我が国でも物語は古くから伝わる

かぐや姫として知られる「竹取物語」

既に原本すら存在しない日本最古の物語であり、

最古のSF、そして二次元ヒロインであると言えよう


古き文学に触れ、記された時代に思い馳せるのもまた良し


果たして、ちょんまげや日本刀が生まれるより以前の時を生きた人々も

「かぐや姫たん!ちゅっちゅしたいお!!」

などと息巻いていたのだろうか――


時は流れ

やがて日本では絵巻物や風刺画の流れを汲むであろう

「漫画」が発展してゆく

より読みやすくポップな若者向けの小説も、

「ライトノベル」という一ジャンルとして成立し地位を確立した


よくよく考えれば、

物語=原作小説

絵巻物=コミカライズ版

歌舞伎、浄瑠璃、落語等での上演=アニメ化、実写化


日本人はメディアミックスが昔から好きだったのかも知れない


さて

北葛西校舎は1F・メディアセンター


ここにもメディアミックスされた作品から厳選した、沢山の本がある

Cimg0125

そう、漫画だけでなくライトノベルもちゃんとあるのだ


更に今日は卒業生のお二人も居たのである


Cimg0124


閑話休題、


せっかくなので、気になったチョイスで何冊か紹介させて戴こう

(諸事情で修正が入っています。事情はお察しください)

今回の漫画は、王道のジャンプ作品から


先ずは押さえておきたい話題の一作


Cimg0127_2

「ジョジョの奇妙な冒険」


1987年に連載開始、長年の根強い支持を受け2012年に待望のテレビアニメ化を果たした


各部ごとに主人公を変えて今も「第8部」が連載中の一大冒険譚

特筆すべき事は多々あるが、最近は一般雑誌でも特集が組まれる位なので割愛

各部によって作品の雰囲気が大きく変わるのも特徴なので

「何部が好き?」「誰が好き?」「URYYYYYY」「欲しいスタンドは?」「俺は波紋がいい」

といった会話で盛り上がれるのも良い所

これからもこの大いなる人間賛歌から目が離せない


続いて見つけたのは、私が個人的にお勧めなこの一作

Cimg0126_5

「封神演義」


中国の同名古典小説を安能務氏が大きくアレンジ・翻訳した小説「封神演義」を原作に、

藤崎竜氏が活劇漫画として更なるアレンジを加えた、歴史大作


時代劇的側面は大きくカットされ、

やたら仙人が万能で無双して解決してわっほいわっほいなせいで本場・中国でもいま一つ評価の高くない原作を土台に、全く別物の娯楽作品として調理した、SFスペクタクル作品!って印象である

因みにアニメ版「仙界伝 封神演義」は、

原作をアレンジした小説版をアレンジした漫画版をアレンジしたアニメであり、

序盤からほぼ独自の別展開が楽しめる為、既に漫画を読んだ方にもオススメである


さて、続いては「小説も活字も嫌い!」

という方にも気軽に手にとって戴きたいライトノベルの棚へ


目についたのは、


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「とらドラ!」

外見は可愛いが中身は凶暴な少女と、中身は家庭的だが外見が凶悪な少年、

そして仲間たちが高校を舞台に織りなす青春小説。


刊行当時高校生だった私には、この作品の

「ラノベとは思えないほど上手くいかない恋愛模様」

「ハデに美味しいハプニングもなく、ハーレムになるでもなく、
ド派手な青春をするでもなく、悶々とし懸命に泥臭く進む少年少女」

「現実にはまず無い筈なのに、
もの凄いリアルな焦燥感のあるトラブル&修羅場」

という良い意味での現実っぽさが大好きだった


ハマれる人なら、最終巻は原作もアニメも悶絶必至である
こんな青春したかった


その後、とにかく読みごたえある作品が読みたい

という方に何をお勧めすべきか考え倦んでいると、

素晴らしい話題作を発見できた


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「境界線上のホライゾン」

2011年の第一期放送に続き、2012年とアニメ化が成された、ゲームクリエイターでもある川上稔氏による作品

氏の描く「都市世界」における「GENESIS」時代を舞台とするSFファンタジーで、

未来の地球における「過去の歴史の再現」を主軸に様々なジャンルの複合と綿密な世界観設定による、大長編作品である


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マジで大長編作品である


本屋さんが表紙を巻けない、

「電撃文庫」のレーベルにおける、最厚記録を誇るボリューム

各巻がこれに匹敵する厚さである上に、上下巻に分かれる事も珍しくない


「ライトノベル」という言葉の定義は曖昧であるが、


これは少なくとも「ライト」ではない
「一大叙事詩」である


壮大な世界観が好きな方には、

是非に同氏の著書「終わりのクロニクル」も読んでみて欲しい

こちらは全巻合わせて文庫サイズで横に30cm程に連なる


すっかり夏だと前回のブログで記したが


時折にっくき雨に襲撃されることも少なくない最近

そんな日には是非、いろいろな物語の世界に触れて欲しい


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