“e-sportsでプレイするゲームって、どういう種類があるの?”
ゲームには“ジャンル”、すなわち種類というものがあります。
よく知られているジャンルとして、物語に登場するキャラクターを操作し、冒険や試練に立ち向かうロールプレイングゲーム(RPG)というものがあります。
しかし、e-sportsはスポーツ・競技である以上、対戦相手が必要不可欠です。
なので、ロールプレイングゲーム(RPG)やアドベンチャーゲーム(ADV)といった、対戦相手が存在しないゲームに関しては、競技として成り立つことはありません。
競技種目となるゲームには、ゲームとしての面白さはもちろんのこと、観戦する際にそのゲームの伝わりやさというものも重要になってきます。
そのことを踏まえ、e-sportsで競技されるゲームのジャンルを見ていきましょう。
First Person Shooter(FPS)は、主にシューティングゲームと呼ばれるジャンルのひとつです。
操作するキャラクターの視点で、ゲームの世界を移動し、銃や剣のような武器、もしくは素手を用いて対戦相手と戦います。アクション要素が満載で、展開も早く、目が離せないe-sportsの代表的なジャンルです。
他にも、キャラクターを第三者視点で操作し、対戦するアクションゲームをThird Person Shooter(TPS)と呼ばれるジャンルがあります。
プレイヤーの視界が目線だけに限られているFPSとは違い、操作するキャラクターの姿が見えているのがTPSの特徴です。
Real-Time Strategy(RTS)、リアルタイムに進行する時間に対応しながら、俯瞰視点で戦場を大局から見据え、指揮官として戦略を立て、命令を出す戦略的なシミュレーションゲーム。
ゲームの内容を簡潔に表現すると、“資源を集め、軍隊を組織し、敵と戦う”という流れになります。
プレイヤーの瞬時の判断力、操作の正確性が問われるジャンルです。
Multiplayer online battle arena(MOBA)は、2つのチームに分かれ、味方プレイヤーと協力しながら、敵チームの本拠地を破壊し、勝利を目指すゲームです。
複数人数でのチーム戦で戦い、「敵の本拠地を破壊する」ことを勝利条件とした、RTSのサブジャンルのひとつ。
相手を倒すことよりも、「敵陣地の破壊」を重要視するため、チーム内のメンバーの配置や、攻撃と防御の人数の割り振りも重要になります。
プレイヤー人数の多さから、賞金も極めて高く、国内外ともにかなり人気のあるジャンルです。
プレイヤー同士が操作するキャラクターが、1対1の格闘技等で戦う対戦型ゲーム。略称は“格ゲー”。
ゲーム上で設定されている、対戦相手キャラクターの体力を0まで減らした方が勝利というシンプルなルールで、観戦する人にとって勝敗が分かりやすいのも魅力です。
日本のゲームセンター文化の影響もあり、日本のe-sports界ではとても人気のあるジャンルでしょう。
その名の通り、スポーツを題材としたシミュレーションゲーム。
e-sportsでは、サッカーゲームからバスケットボール、アメリカンフットボールなど多岐に分かれ、多くのスポーツがe-sportsの競技種目として採用されています。
スポーツをそのままゲームとして競い合うので、e-sports初心者の方でも大いに楽しむことができる。
他にも選手が乗り物(自動車やオートバイなど)を操縦し、他のプレイヤーとタイムや順位を競うゲームをレースゲームと呼びます。
プレイヤーは運転席からの視点で乗り物を操作するので、臨場感や緊張感は半端ないです。乗り物のあらゆる要素が再現されており、タイヤの消耗、地面との摩擦抵抗、空気抵抗などなど、本当に運転している気分になれること間違いなし。
Online Card Game(OCG)または、Collectible Card Game(CCG)。日本ではTCG(トレーディングカードゲーム)とも呼ばれています。
対戦形式の2人プレイのデジタルカードゲーム。
運の要素もありつつ、高度な頭脳戦が繰り広げられます。
他にもゲームのジャンルは細かく分類することができますが、今回は代表的な6つのジャンルを紹介してみました。
e-sportsとしてメジャーなジャンル、そう思ってもらって結構です。
『e-sportsってどんなゲームをするの?』
そう質問された時に、このブログが役立てば何よりです。