「イラストがもっとうまくなりたい……」
「効率よく上達する方法が知りたい」
と考えていませんか?
独学で絵を勉強しようと思っても、何から手を付けていいのかわからず、難しいと感じますよね。
そこでこの記事では、イラストが上達するために意識すべきポイントや、キャラクターや風景をうまく描くコツについて紹介します!
これからスキルを上達させて、周りの人から「すごい」と言ってもらえるような絵を描きたい人は、ぜひチェックしてみてください。
記事の概要
イラスト業界に興味のある方へ
イラストがうまくなるために意識すべき5つのポイントとは
イラストがうまくなりたいけれど何から始めて良いのかわからない…コツが知りたい!と言う方に向けて、こちらではポイントを5つ紹介します。
1. 目標を決める
2. 憧れの絵師のイラストを模写する
3. 自分のイラストを離れて見る
4. 他の人の作品を見る
5. 定期的に描き続ける
わかりやすく簡単に解説しますので、うまくなりたい人はぜひ参考にしてみてください。
1. 目標を決める
絵だけに限らず、ゴールを決めることはとても重要です。
ゴールがないと、なぜ絵を描いているのかわからなくなり、継続が難しくなってしまいます。
・芸大受験に受かりたいから
・もっと絵を褒めて欲しいから
・コンテストに入賞したいから
・旅行先でスケッチができるようになりたいから
と。何でもいいので1つ目的を持っておくことで、たとえ描く気がなくなっても「目標を達成させるために描いている!」と再度やる気も上がってきます。
絵は定期的に描き続けることによって自然と上達していくので「続けるためのモチベーション」として目標はしっかり持っておきましょう。
2. 憧れの絵師のイラストを模写する
他人の絵を見ながら真似て描く「模写」は、イラストがうまくなる練習法の1つでもあります。
模写することによって、
・新しい描き方や構図
・使ったことのない配色
・その他技法や色彩表現
を学べるので、スキルアップに繋がります。
また、好きな絵師さんのイラストなら「こういう絵が描けるようになるぞ!」というやる気も生まれるのでおすすめです。
いろいろな漫画や画集を見て、憧れの絵師を真似てみてください。
3. 自分のイラストを離れて見る
自分が描いたイラストを、途中段階でも離れて見ることはとても大切だといえます。
なぜなら絵を描くときはその画面に集中するので、視野が狭くなってしまうからです。
定期的に絵を離れて見ることによって、
・全体のバランス
・構図の歪み
・色の配置
など、近くで見ていると気付きにくいミスも気づけます。
絵を見る視点を変えて、おかしな部分をしっかり修正していけるようになりましょう。
4. 他の人の作品を見る
いろんな作品から刺激を受け、アイデアの引き出しの幅を増やすことも絵の上達に繋がります。
とくに美大芸大の卒業制作展や、同世代の個展などに行くと効果的です。
年齢が全てではありませんが、年が近い人が活躍していると「私も頑張ろう!」と描き続けるきっかけにもなります。
さらに可能であれば、展覧会などで作者に制作意図や詳細を聞くこともおすすめです。
実際に「どんな思いや考えでこの絵が生まれているのか」という生い立ちを知ることができれば、自分の作品にも反映させやすいです。
もちろん画集などでもOKなので、他の人の作品を見る機会はつねに増やす意識を持ちましょう。
5. 定期的に描き続ける
定期的に絵を描き続けることも、当然ですがとても重要なポイントの1つです。
継続することで、絵の実力は必ず上達します。
ただし、無理やり描くことは絶対に避けましょう。
「毎日描かないと!」と使命感に駆られて嫌々で描くと、絵が苦手という認識になってしまいます。
一度苦手意識が生まれると描く頻度が落ちてしまい、結果的に上達につながりません。
よって深く考え込まずに、1日空いても1週間空いても画材や環境を変えたりして、定期的に描き続けることが一番重要です。
キャラクターイラストを描くコツ3選
こちらでは、ゲームやアニメのキャラクターイラストを描くコツ3つをまとめました。
1. クロッキーをする
2. デッサン人形を使う
3. 映画や漫画などの作品に触れる
人物画やキャラクターのイラストがうまくなりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. クロッキーをする
クロッキーとは、人物を数秒〜10分ほどで素早く描写することです。
全身をスケッチブックなどに描き写すことで、観察力が養われます。
とくに、実際に人物を見ながら描くと、頭身や骨格などが理解しやすいです。
家族や友人に頼んでモデルになってもらい、クロッキーをおこなってみてください。
身内のモデルが厳しい場合は、電車やカフェなどでスケッチしても良いですね。
2. デッサン人形を使う
モデルになってくれる人が見つからない場合、頼りになるのは『デッサン人形』です。
いろんなポーズが取れるので、作品のモデル役はもちろん、デッサン画力の向上も期待できます。
人のモデルでは厳しい、飛んでいるポーズや宙返り・アクションシーンのポーズも可能なので、かなり幅広いキャラクターを描けます。
デッサン人形は100円~数万円で販売しているので、自分の目的や予算にあったデッサン人形を見つけましょう。
3. 映画や漫画などの作品に触れる
アニメや映画・漫画などの作品をたくさん観ることも、キャラクターを描く勉強として効果的です。
発想力や観察力が養われ、よりプロに近い考え方を身につけられます。
また「このシーン描いてみたい!」や「このキャラクターを真似しよう」など、描きたいものが新しく見つかる可能性も高いので、継続して絵を描き続けられます。
絵の上達には描くことももちろん大切ですが、新しい絵を生み出すためにはインプットも重要です。
他には小説などを読んで、キャラクターの物語を絵におこしてみるのもおすすめです。
とにかくたくさんの映画や漫画に触れて、イラストの引き出しを増やしていってください。
イラスト業界に興味のある方へ
風景イラストを描くコツ3選
こちらでは、風景画イラストを描くコツ3つをまとめました。
1. 実際に景色を見に行く
2. 写真を撮って模写する
3. 手前・中間・奥を意識する
風景画のイラストがうまくなりたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 実際に景色を見にいく
まずは、描きたいと思う景色を探しにいきましょう。
実際の景色を見ることで、遠近感や雰囲気をうまくつかめます。
ただしビルや工場、公園などの人工物が多い場所は精密な描写力が求められるため難易度が高いです。
よって山や湖、草原など、自然が多い場所を最初は選びましょう。
また、絵は数をこなすことで上達するので、なるべく近場で同じ景色を描いていった方がより成長を実感できます。
風景イラストの上達には、まずは実際の景色を見ることを意識してみてください。
2. 写真を撮る
写真を撮って模写することも、上達に繋がります。
実際に見ながら描いた風景と、同じ場所の写真を模写したイラストを離れて見比べてみると、歪みや違いに気付けるでしょう。
また写真を撮ると形として残るので、他の絵を描いているときの資料として使えます。
他にも写真の上に紙を敷いてトレースしながら描く練習もできるので、素敵な風景が見つかったら写真に収めておいてください。
3. 手前・中間・奥を意識する
平面の絵にならないようにするために「どこが一番手前に存在し、遠くにあるモチーフは何か」を意識しながら描きましょう。
具体的には、下書きの段階で手前にあるものは濃い線で描き、遠くにあるものは薄く描くことで、色を塗るときにわかりやすくなります。
また手前はピントを合わせるようにくっきり描き、奥に行くにつれてぼかして描いてあげると、より立体感が生まれます。
風景を描くときは、空間をしっかり意識できるように取り組んでみてください。
イラストをもっと上達させたいなら、プロから教わるのがおすすめ
「イラストをもっと上達させたい」と考えているのであれば、プロから教わることが最も効果的です。
たしかに独学でもスキルアップは可能なのですが、第三者の客観的な目線がないと、悪い部分を見つけることは難しいでしょう。
さらにより美しく描くためのコツや、魅力あるキャラクターを生み出す方法などを知りたい場合も、人から教わると効率がアップします。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校 アニメ総合制作科では、業界の最前線で活躍するプロ講師から、デッサンの方法やキャラクターの生み出し方などを学べます。
絵のスキルだけでなく、イラストを職業にする方法やキャリアのサポートなども充実。今後絵を仕事にしたい人にもうってつけです。
「プロ顔負けのイラストを描きたい」と考えている方は、ぜひ入学を検討してみてください。
イラスト初心者がやりがちな3つのミス
「絵がうまくなりたいけど、独学で勉強してもなかなか上達しない……」と考えている方にむけて、こちらではイラスト初心者がやりがちな3つのミスをまとめました。
1. 自分のイラストを客観視しない
2. チャレンジしない
3. 人の意見を聞かない
この3つをおこなっているため、なかなかイラストが上手くならず苦戦している人は多いです。
それでは詳しく解説していきます。
1. 自分のイラストを客観視しない
自分のイラストを客観視できていないと、なかなか上達につながりづらいです。
イラストを描いているとついつい自分の世界に入ってしまい、歪みやミスを見つけづらくなってしまいます。
なるべく「第三者的な目線」を持てるように意識しましょう。
自分のイラストを客観視するには、離れてみることが非常に効果的です。
また過去に描いてきた作品や、他人の作品と一緒に並べてみると、自分の手癖などを確認できます。
どうしても自分では判断がつかない場合は、第三者からの意見をもらいましょう。
2. チャレンジしない
チャレンジをしないという点も、イラストが上達しない人がやりがちなミスの1つです。
絵の世界の幅は広く、たくさんの描き方が存在します。
・構図
・画材
・モチーフ
などを変えるだけで、イラストのテイストは大きく変わるのです。
ところが、初心者には1つの描き方しか追求しない人が多くいます。
もちろん、その描き方に「こだわりがあるから極めたい!」というなら問題ありません。
ところが「私がその画材使いこなせるとは思えない……」「あの構図は私にはまだ難しすぎて早いかも」とマイナスに考え、なかなかチャレンジしないのはNGです。
新しい画材を使うことによって、絵の幅は大きく広がります。さらにその画材の方が描きやすいモチーフも存在するでしょう。
・いつも同じキャラクターの絵を描いている
・首から下は描かない
・新しい画材は使いこなせないから慣れたものだけ
・体の構造を理解しないまま描いてしまっている
・表情がいつも同じ
以上のうち、1つでも当てはまる人は注意が必要です。
スキルを高めるためにも、描いたことない絵にチャレンジしてみましょう。
3. 人の意見を聞かない
人からのアドバイスや意見を聞かないことも、初心者がやりがちなミスです。
独学でも上達はしますが、やはり自分では気づけない点や「もっとこう描いたら上達する」という意見をもらった方が、上達スピードは速いでしょう。
そして他人から教わった方がより刺激にもなりますし、改善点が見つかりやすいです。
描いた絵を定期的に人に見せるなどして、意見をもらうようにしましょう。
まとめ:コツをしっかりと意識して、イラスト制作に取り掛かろう
この記事では、イラストが上達するために意識すべきポイントや、キャラクターや風景をうまく描くコツについて紹介しました。
イラスト上達にはとにかく描き続けることが大切ですが、やみくもにおこなっても効率は悪いです。
紹介したコツをしっかりと頭に入れて、スキルをどんどん身につけていってください。
また、描いたイラストは定期的に人に見てもらうことが大切です。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校 アニメ総合制作科では、プロの目線から見たイラストの意見がもらえるため、より効率的に技術を高められます。
独学では気がつかない部分も確認できるので、少しでも絵の上達スピードを速めたいと考えている方は、ぜひ利用を検討してみてください。