声優としてさまざまな仕事を獲得していくためには、オーディションを勝ち抜いていく必要があります。
オーディションには会場で行われるものだけでなく、事前に録音したサンプルを提出する「テープオーディション」というものもあります。
テープオーディションとは一体どのようなものなのでしょうか?
今回はテープオーディションの内容や、テープオーディションを上手く通過するためのコツについて紹介します。
声優業界に興味のある方へ
テープオーディションってどんなもの?
テープオーディションというのは、声優が会場に足を運ぶ形式のオーディションではなく、事前に録音した音源を送付して声優の審査を行うことです。
かつてはカセットテープを送付するシステムだったためテープオーディションと呼ばれるようになりましたが、現在ではCDや音声データを使って審査をします。
たくさんの応募が見込まれるオーディションの場合、テープオーディションで力のある声優をある程度絞り込み、最終オーディションを行うというケースも多いのです。
テープオーディションのときには、まずアニメの制作会社から事務所にオーディション用の台本が送られてきます。
これを声優が読み上げて録音し、アニメの制作会社に返送するのが一般的です。
テープオーディションの具体的な方法とは
テープオーディションに使われるのは、アニメのセリフの一部分であることがほとんどです。
テープオーディションではたくさんの声優の声を聞き比べる必要があるため、読み上げる台本はそこまで長くはありません。声優が10行前後のセリフを読み上げたものを比較し、声優としての技術の高さや、キャラクターとマッチする声かどうかという点をチェックされます。
声優の業界では、第一審査がテープオーディションとなり、これに通過すると二次のスタジオオーディションへと進むことができるというケースがほとんどです。
声優業界に興味のある方へ
テープオーディションを勝ち抜くためのコツ
テープオーディションの良さは、何度でも録音し直せるという点にあります。
自宅や事務所で収録できるので、通常のオーディションのように緊張することなくリラックスしながら臨めるのも嬉しいですね。
テープオーディションの台本をもらったら、内容をじっくりと読み解きましょう。
普段使わない言葉があるときには意味をきちんと調べ、正しいイントネーションで発音できるようにしたいですね。
台本を繰り返し読み込んで、どんな声で演じることが求められているのかをよく考えることも大切です。他の応募者に差をつけるため、自分なりに台本を解釈して読み方を工夫しましょう。
中には、テープオーディションでいきなり重要な役をゲットする力のある声優もいます。
声優としてのチャンスをものにするためには、声優に必要な技術を学べる専門学校に通うのがおすすめですよ。
専門学校では声優の事務所やオーディションに関する情報もたくさん仕入れることができます。
さまざまなオーディションに勝ち抜くためのスキルを身につけて将来の可能性を広げるためにも、ぜひ声優の専門学校に入学し、高い技術を身につけましょう。