「滑舌が悪いのがコンプレックス……」
「ハッキリ聞き取ってもらえるような話し方になりたい」
などと悩んでいませんか?
言葉を何回も聞き返されたり、カラオケで好きな曲をうまく歌えなかったりすると、気分が落ち込んでしまうこともありますよね。
そんな滑舌を気にしているあなたでも、正しい練習をすればグッと良くなる可能性は十分にあります!
この記事では、声優の専門学校である「東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校」が、誰でも自宅で気軽にできる効果的な滑舌の練習方法をお伝えします。
とは言っても、滑舌は1度や2度練習するくらいでは改善は難しいです。他の人が見違えるほどに良くするには、毎日コツコツ練習を重ねましょう。
将来ハキハキとした声を出すためにも、記事をチェックしながら少しずつ滑舌練習を始めてみてください。
声優業界に興味のある方へ
自宅でできる!滑舌を練習する方法5選!
こちらでは、自宅でできる滑舌の練習方法を紹介します。1日5~6分でいいので、毎日練習を続けてみてください。
滑舌改善には声を出すことも大切ですが、ご家族と一緒に暮らしている方などは、なかなか声が出せないですよね。
今回お伝えするものは、無声もしくは小さな声でOKなものばかりなので、ぜひ今からでも実践してみてください!
【滑舌の練習方法1】思い切り笑顔で笑う
まずは、あなたができる最大限の笑顔で、思いっきり笑ってみてください。
滑舌には舌の筋肉だけが重要だと考えている方がいますが、実は口周りの筋肉も滑舌に大きく影響します。正しい発声には言葉に適した口の形が必要なので、口周りがうまくコントロールできていないと、いくら舌を動かしても改善は難しいです。
そこで顔の筋肉を鍛えるためにも、人に見られると恥ずかしいぐらい、顔をくしゃくしゃにして笑ってみましょう。
しばらくすると顔の筋肉が熱くなり、キープすることに疲れてくると思います。ちゃんと顔周りの筋肉が動いていることを実感して、何度か繰り返してください。
思いっきり笑うことは、口周りの筋肉を鍛える上で効果的な方法です。外でもトイレなどで簡単にできるので、ぜひ毎日練習してみましょう。
【滑舌の練習方法2】天井に向かって思いっきり舌を出す
天井に向かって思いっきり舌を出す練習法です。これにより、舌の筋肉を鍛えます。
具体的な方法は、以下の通りです。
2. 舌を天井に向けて思いっきり突き出す
3. 数秒後、舌を戻して正面を向き直す
4. 1~3を数回繰り替えす(無理のないように)
繰り返しになりますが、正しい発声には言葉に適した口の形が必要です。もちろん舌も形を整えるのに大切なのですが、筋肉がないとうまく形を作れません。
舌の筋肉と言われてもなかなかイメージしにくいかもしれませんが、ちゃんと意識的に鍛えるようにしておきましょう。
【滑舌の練習方法3】母音だけで発声する
母音だけを使って発声する方法です。日本語は母音の「あいうえお」がうまく発声できていないと、相手にうまく伝わらないと言われています。
そこで言葉をすべて母音にして、ゆっくり口の形を意識して声を出してみてください。
たとえば「おはようございます」だと「おあおうおあいあう」となります。
これは「母音法」と言って、劇団四季が稽古に取り入れているほど、効果的な練習です。
小声でもいいので、母音を意識して声を発してみてください。
【滑舌の練習方法4】早口言葉
早口言葉も、滑舌の改善には有効的です。滑舌練習=早口言葉というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
2. 除雪車除雪作業中(じょせつしゃ じょせつさぎょうちゅう)
3. アンドロメダだぞ(あんどろめだ だぞ)
4. お綾や親にお謝り(おあやや おやに おあやまり
5. バナナの謎はまだ謎なのだぞ(ばななのなぞは まだ なぞなのだぞ)
このような早口言葉の中から、苦手なものを繰り返し練習してみてください。
ただしスピードにこだわるのではなく、口の動きを意識しながら練習しましょう。
口の中がちゃんと動いていない状態で言葉を発していると、動いていない口の動きが癖になってしまいます。
最初はゆっくりでもいいので、口のどの部分が動いているのかを確認することが大切です。
【滑舌の練習方法5】仰向けでゆっくり腹式呼吸をする
仰向けでゆっくり腹式呼吸をするのも、滑舌改善に効果が出やすいです。
呼吸も滑舌に影響があると言われていて、胸式呼吸よりも腹式呼吸のほうが声量が一定になり、滑舌が良くなるケースがあります。
仰向けで呼吸をしている状態は自然と腹式呼吸になっているので、お腹に手を当てて、ちゃんと上下していることを確認してみてください。
慣れてくれば座った状態で、以下のようなトレーニングを繰り返します。
2. 鼻から息を吸う
3. 腹部に手を当てて、膨らみを実感する
4. 口から息を吐く
日常的に、腹式呼吸ができているかを意識しながら生活してみてください。
滑舌が悪くなってしまう原因とは?
「滑舌の練習をしているけど、なかなか上達しない……」と悩んでいる方もいらっしゃいます。
そこでこちらでは、滑舌が悪くなってしまう原因についてお伝えします。
【滑舌が悪い原因1】姿勢が悪い
滑舌が悪くなる原因として、まずは姿勢の悪さが考えられます。
猫背などで姿勢が乱れていると、空気の通りが悪くなり、声が出づらいです。また首が前に出ていると口がうまく開かなくなるため、正しい形状を保てなくなります。
体に一本芯が通っているかのように、キレイな姿勢を心がけましょう。
【滑舌が悪い原因2】声のトーンが低い
声のトーンが低い方も、滑舌が悪く聞こえがちです。普通に喋っているつもりでも、相手からはボソボソ声に感じられてしまいます。
人はトーンで相手の印象の大半を判断しているとも言われており、例えばサポートセンターなどの電話のプロは普段の話し方よりトーンが高く、明るい雰囲気を感じますよね。この明るい雰囲気によって、声の聞きとりやすさが増すのです。
よって「自分は普段トーンが低いな」と思う方は、少し声色を高くするだけで、好印象を与えられる可能性が高まるでしょう。
【滑舌が悪い原因3】リラックスができていない
体のリラックスができておらず、声がこわばってしまっているケースです。
ガチガチの状態だとうまく体が動かせないため、表情筋や口の開きが悪くなる恐れがあります。また気分が落ちていると声のトーンも低くなるため、聞き取りづらい声になりやすいです。
「体に力が入っている」と感じている方は、深呼吸をしてみてください。
2. 10秒間息を止める
3. 10秒間で息を吐ききる
ポイントは、吐く時間を長くすることです。これにより副交感神経が働き、リラックスした状態へと移行できます。
しっかり正しい発声をするためにも、肩の力を抜き、緊張しすぎない状態で話すように心がけてみましょう。
【滑舌が悪い原因4】呼吸が浅い
呼吸が浅い状態も、滑舌の悪さに影響します。声は吐く息と合わせて発するものなので、息が少ないと口や舌にパワーが伝わりづらいです。
主に口呼吸をしていると呼吸が浅くなりやすいので、鼻でしっかり息を吸うようにしてみてください。
またリラックスができていない状態だと、緊張により無意識に息の量が少なくなりやすいです。
話すときは落ち着いて呼吸を整えて、深く息を吐くことを意識しましょう。
【滑舌が悪い原因5】間違ったトレーニングをしている
「ちゃんと練習をしているのに、効果が現れない」という方は、間違ったトレーニングをしている可能性があります。
表情筋や舌は普段意識しない場所なので、筋肉を自由自在に動かせる部位ではありません。腕立てや腹筋などの筋トレを間違ったフォームでやると効果がないのと同じように、滑舌練習もやり方を間違えると効果が薄れてしまいます。
ちゃんと筋肉が動いていることを意識して、正しい手順で滑舌練習を行いましょう。
もし「自分のやっている練習が、本当に合っているのかわからない……」と悩んでいるなら、専門家からチェックを受けるのが一番効果的です。
ボイストレーナーなどの発声のプロに見てもらうことで、自分の練習方法が正しいかどうかを判断してもらえます。
もちろんお金はかかってしまいますが、間違った練習で変なクセがついてしまったり、時間を無駄にしてしまったりするよりはコストパフォーマンスに優れているでしょう。
また「本気で声優や俳優になるためにトレーニングを積みたい」という方は、専門学校への入学も有効です。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校のアニメ声優ワールドでは、業界の最前線の講師から、発声や滑舌の基礎をキッチリ学べます。
技術的な要素の他に、メンタル面や「魅せ方」のコツも学べるので、プロを目指している方にうってつけです。
人から注目を集められる、技術ある声優や俳優になりたい方は、ぜひ検討してみてください。
声優業界に興味のある方へ
まとめ:滑舌を良くしたいなら、毎日のトレーニングが大切!
今回は、滑舌の練習方法についてお伝えしました。
滑舌と聞くと舌の筋肉だけが必要だと思われがちですが、実は口周りの筋肉や息の量も大きく影響しています。
相手がしっかり聞き取れる声を出すためにも、毎日コツコツトレーニングを重ねてみてください。
また、本格的に声優や俳優を志望される方は、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校でプロからの指導を受けることを推奨します。
プロによるチェックで、あなたにとって最も効果的なトレーニング方法を続けられると、普段の練習の効率もグンとアップするでしょう。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校では1日体験レッスンやオンライン体験レッスンも随時募集しているので、まずはどんな雰囲気なのかを確かめて見るためにも、ぜひ足を運んでみてください。