私たちの暮らしに欠かせないアプリを開発する、アプリケーションプログラマー。ところが「仕事内容がイマイチわからない」「資格は必要なのか」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、仕事内容や必要なスキル、有利な資格やなり方など、アプリケーションプログラマーについて詳しく解説します!
アプリケーションプログラマーに興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
記事の概要
ゲーム・アプリ業界に興味のある方へ
アプリケーションプログラマーの仕事内容
アプリケーションプログラマーの仕事内容は、主にスマートフォンやタブレット端末、PC向けのアプリを開発することです。
開発とはプログラミング言語を使ってプログラムを書くだけでなく、テストを繰り返し行い、エラーの修正対応も含まれます。
スマートフォン向けアプリと聞くとSNSやゲームを想像する人が多いかもしれませんが、それ以外にもさまざまなジャンルのアプリ開発をします。
・ビジネス系アプリ
・ショッピングサイトのアプリ
など、アプリケーション会社によって内容は変わります。
アプリケーションプログラマーの仕事は、大変だと感じることも多いです。
納期が近い場合やシステムが複雑な際は残業が多く、常に最新の情報や技術を勉強する必要があります。
ただし自分が開発したアプリをたくさんのユーザーが利用することで社会貢献にもつながる、とてもやりがいのある仕事です。
アプリケーションプログラマーに必要な3つのスキル
こちらでは、アプリケーションプログラマーに必要な3つのスキルを解説します。
1. プログラミングスキル
2. コミュニケーション力
3. 柔軟な発想力
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. プログラミングスキル
当然ですが、アプリケーションプログラマーにはプログラミングスキルが必要です。スマートフォンが普及したことでアプリのユーザー数はどんどん増え、ニーズも多様化しています。そのため、プログラミングに関する豊富な知識と技術がないと対応できないでしょう。
例えばスマートフォン向けアプリの場合、iOSアプリならSwift,・AndroidアプリならJavaというように、様々なプログラミング言語を習得してプログラムを構築できるようにならなければいけません。
ユーザーのニーズを満たす高度なアプリを開発するために、プログラミングスキルが必要です。
2. コミュニケーション力
アプリケーションプログラマーには、コミュニケーション力も必要です。プログラマーと聞くとひとりで黙々とPC作業をするイメージがあるかもしれませんが、実際はコミュニケーションを求められる場面が多くあります。
クライアントや上司の要望が理解できなかったり、同僚に自分の意見を正しく伝えられなかったりすると、アプリの開発がスムーズに進まないでしょう。業務を滞りなく進めるためにも、アプリケーションプログラマーにはコミュニケーション力が欠かせません。
3. 柔軟な発想力
アプリケーションプログラマーには、柔軟な発想力も必要だと言えます。プログラミングは1つでもミスがあるとエラーが発生し、正常に動作しません。エラーの原因がどのミスなのかを見つけるために、役に立つのが柔軟な発想力です。
思考を柔らかくして、自分がどこを間違えてた可能性があるのかを様々な角度から物事を見られる力があると、ミスも見つけやすくなります。エラーの原因を迅速に見つけて対応するために、アプリケーションプログラマーには柔軟な発想力が必要です。
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アプリケーションプログラマーに有利な資格3選
アプリケーションプログラマーに必須の資格はありません。しかし、資格を取得すると就職に有利です。こちらでは、アプリケーションプログラマーに有利な資格を3つご紹介します。
1. 基本情報技術者試験
2. システムアーキテクト試験
3. アプリケーション技術者認定試験
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIT系の国家試験で、数あるIT系資格のなかでも知名度が高いです。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施していて、毎年4月と10月に試験があります。
システムの設計・開発・運用や、ソフトウエアの設計・開発技術に関してなど、幅広い分野の知識が問われる試験内容です。合格すれば、情報処理技術者としての知識や技能が一定の水準に達していることを認定されます。
2. システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は、基本情報技術者試験の上位に位置する資格試験です。
システムアーキテクト試験では、情報システム戦略に沿って適切な設計や要件定義を行えることが要求されます。基本情報技術者試験と比較して合格率が低く、難易度が高い資格と言えます。そのため、取得すれば高いスキルを証明できる資格です。
試験開催時期は毎年10月に1回のみと基本情報技術者試験より受験機会が少ないので、入念に準備をして挑みましょう。
3. アプリケーション技術者認定試験
アプリケーション技術者認定試験は、Android OSに対応したアプリケーションを開発するエンジニアを認定する試験です。「Android™技術者認定試験制度」とも呼ばれています。
Open Embedded Software Foundation(OESF)が実施しており、国家資格ではありませんが、海外でも通用する試験です。2つのレベルに分かれており、基礎的な知識を問われるベーシック、より高度な業務アプリケーションに関する知識を問われるプロフェッショナルがあります。
アプリケーションプログラマーになる方法3つ
こちらでは、アプリケーションプログラマーになる方法3つを紹介します。
1. 独学で学ぶ
2. プログラミングスクールや講座で学ぶ
3. 大学や専門学校で学ぶ
アプリケーションプログラマーになるための進路が知りたい方は、こちらを参考にしてください。
1. 独学で学ぶ
アプリケーションプログラマーになる方法の1つめは、独学で学ぶことです。プログラマーになるために必須の学歴や資格はなく、努力次第でスキルを身につけられます。
近年では書籍や学習サイトが豊富にあり、You Tubeにも動画が公開されているなど、プログラミング学習の敷居は低くなっています。また、空き時間や移動時間などを活用して自分のペースで学習できるのも独学のメリットです。
一方で、独学には挫折しやすいというデメリットがあります。挫折する理由として多いのは、質問や相談できる相手がいないのでエラーが解消できないことや、モチベーション維持の難しさです。
独学をする場合はSNSでの発進や勉強会に参加するなど、工夫しながら取り組むといいでしょう。
2. プログラミングスクールや講座で学ぶ
アプリケーションプログラマーになる方法の2つめは、プログラミングスクールや講座で学ぶことです。好きな場所で受講できるオンラインレッスンも増えてきており、通学の手間もありません。
独学と比較すると費用はかかりますが、プロの講師から教わるため疑問が解消しやすく、モチベーションも維持しやすいでしょう。短い期間で効率的にプログラミングスキルを身に着けたい方におすすめの方法です。
しかし、プログラミングスクールや講座で学んだもののスキルが身につかなかったという口コミも多く目にします。無料体験や無料相談を利用して、講師の実績や卒業生の進路などを確認するといいでしょう。
プログラミングスクールや講座で学ぶ場合は、自分に合った学習ができるかが重要になります。
3. 大学や専門学校で学ぶ
アプリケーションプログラマーになる方法の3つめは、大学や専門学校で学ぶことです。
最も一般的なアプリケーションプログラマーの目指し方と言えるでしょう。
学歴や資格が必要なく実力が重視される業界とはいえ、応募要項に専門学校卒業以上の学歴を記載している企業も多いのが現状です。大学や専門学校を卒業してから就職をした方が、年収が高く出世も速くなる傾向にあります。
大学や専門学校に通うデメリットとして考えられるのは、卒業まで時間がかかることでしょう。また、大学の場合はプログラミング以外の授業での単位も取得が必要です。しかし、多様な人脈が広がりやすいことや、プログラミングに必要な知識や技術を基礎からしっかりと学べることは大きなメリットです。
アプリケーションプログラマーを目指すなら専門学校がおすすめ
専門学校では、集中的に専門知識を勉強できます。現役のプロ講師から指導を受けることができ、卒業後に即戦力として活躍できるスキルが身につくでしょう。
また、資格が取りやすいのも専門学校のメリットです。資格取得に必要なサポートを受けられるので、より条件が良い企業に就職できる可能性が高まります。
さらに自由に使える設備が充実していることや、就職サポートが充実しているのも魅力です。大学よりも早く就業できるので、「早く社会で活躍したい」と考える人にも向いています。アプリケーションプログラマーを目指すなら、専門学校で学ぶことがおすすめです。
アプリケーションプログラマーの平均年収は451万円
アプリケーションプログラマーの平均年収は451万円です。プログラマー全体の平均年収が430万円なので、アプリケーションプログラマーの平均年収はやや高めと言えるでしょう。
もちろん、年収は企業やスキルによって変わります。しかし、アプリの需要は年々大きくなっていますし、プログラマーは人材不足と言われている業界です。
そのためアプリケーションプログラマーは、スキルを磨いて経験を積み重ねていけば年収アップの可能性もある仕事です。
(参考:ITスキル研究フォーラム「IT技術者向けスキル診断2016年度調査レポート」)
(参考:求人ボックス「プログラマーの仕事の年収」 )
アプリケーションプログラマーのキャリアパス
プログラマーとしてスキルを磨き、基本設計・詳細設計などの上流工程の業務を行うシステムエンジニアになるのが一般的です。
その後はチームをまとめるプロジェクトリーダーへ、現場だけでなく全体を管理するプロジェクトマネージャーを目指します。求められるスキルや責任は大きくなりますが、その分やりがいも増えるでしょう。
また、クライアントの課題解決をするコンサルタントや営業もするセールスエンジニア、フリーランスとして独立するというキャリアパスもあります。
まとめ:アプリケーションプログラマーを目指すなら専門学校が近道
今回は、アプリケーションプログラマーになりたい人に向けて、仕事内容や必要なスキルを紹介しました。
アプリケーションプログラマーになるために特別な資格や学歴は必要ありませんが、プログラミングの豊富な知識と技術を求められます。そのため、整った環境で集中的に学ぶのがアプリケーションプログラマーになるための近道です。
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