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業界コラム
COLUMN
アニメ・CG

コンポジッターになるには?仕事内容や必要な資格・スキルを紹介

動画を編集する画面

「コンポジットって言葉は知っているけど、どんな仕事?」

「年収や必要なスキルが知りたい」

映像制作のことはなんとなくわかるけど、コンポジッターに関してはまだよくわからないという方も多いのではないでしょうか?

この記事では、コンポジッターという職業について詳しく解説していきます。必要なスキルや資格についても紹介しています。

コンポジッターについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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コンポジッターとは?

コンポジッターは3Dや2Dの原画、実写映像などを合成して1つの映像作品を作る仕事です。

3DCGや2Dの素材と他の映像を合成することで、臨場感ある映画のような世界観に仕上げます。

合成技術以外にも、映像作品を作るために画像編集ソフトや映像編集ソフトなどを操作するスキルも必須です。

また類似する職業として映像エディターがあります。

映像エディターは映像素材を単純につなぐ編集作業をするのに対して、コンポジッターは映像素材を単純につなぐだけでなく、合成し組み合わせることで、実写映像やアニメ作品に仕立てるという違いがあります。

コンポジッターの仕事内容

コンポジッターの仕事内容は主に次の3つです。

  • 映像素材の合成
  • 映像の修正
  • エフェクトの作成

詳しく解説していきます。

映像素材の合成

コンポジットとは「合成」を意味する言葉です。

動画編集ソフトを使って3DCG、2Dの作画・実写映像など、さまざまな素材を合成し、臨場感ある映像世界を作り上げます。

素材間の色調や解像度の違いを調整し、合成ではないかのように自然に馴染ませる技術がコンポジッターの腕の見せ所と言えます。

映像の修正

コンポジッターの仕事のうち、映像を組み合わせるだけでなく、映像内にある不要なノイズを除去する作業も極めて重要です。

加えて、全体の映像のトーンに統一感を出すために細部を確認し、問題があれば色味を微修正します。

映像制作に掛かる全体の作業量を減らし、経費や時間的コストを減らすことも求められます。

エフェクトの作成

制作現場ではコンポジッターがエフェクトの制作自体をすることもあります。

与えられた素材を組み合わせるだけではうまく表現できない場合、映像素材そのものをコンポジッターが作ります。

エフェクトをうまく作成すれば、他の素材を使わず質の高い映像の演出を作り上げることが可能です。

事前に用意された素材だけでなく、自分で映像素材を作るスキルがあれば、より活躍できるコンポジッターになれるでしょう。

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コンポジッターに必要なスキル

コンポジッターに必要なスキルは、代表的なもので3つあります。

  • 映像に関する幅広い知識
  • コミュニケーション能力
  • 動画・画像編集ソフトの操作スキル

それぞれ解説していきます。

映像に関する幅広い知識

映像はさまざまな手法があり、幅広い知識が求められます。とくにコンポジッターは最終工程を担うので、元の素材を理解し、制作工程を分析する高い知識が必須です。

たとえば合成・編集ソフトのスキルや、照明・カメラアングル・デザインなど、元の素材に関する知識も必要になります。

また、美的センスも必要なため、過去の映像作品の手法や見せ方を知ることも大切です。

動画・画像編集ソフトの操作スキル

コンポジッターにとって動画編集ソフト操作は必須です。

代表されるソフトはAdobe Premiere Pro・After Effects・Final Cut Proに加えて、画像加工ソフトのAdobe Illustrator、Adobe Photoshopは最低限覚える必要があります。

加えて動画のカット編集・テロップ・画像・BGM挿入・色調補正・サムネイル画像の制作スキルも必須です。

コミュニケーション能力

必要に応じて、各プロセスの担当者に自ら依頼して調整をする力、納期をきちんと守るスケジュール管理力が大切です。

顧客視点を常に意識し、最適なアウトプットを考えるマーケティング感覚や細部までチェックする観察力など、職人的なスキルに加えて人間力も求められます。

コンポジッターに必要な資格は?

コンポジッターに必須の資格はありませんが、就職に有利になる代表的な資格が3つあります。

  • Illustrator®クリエイター能力認定試験
  • Photoshop®クリエイター能力認定試験
  • CGクリエイター検定

順番に解説します。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験は「Illustrator」の実務能力を測るために行います。

Illustratorとは、Adobe(アドビ)社が提供しているイラストの加工・作成を行えるソフトです。文字や図形、画像などを組み合わせたイラストも作成できます。

映像制作をする上で「Illustrator」のスキルは重宝します。とくに映像がイラストタッチのアニメーションの場合、背景素材を作る際には必須といっても過言ではありません。

Illustrator®クリエイター能力認定試験に合格することで就職や転職はもちろん、フリーランスとして仕事を獲得する時にも有利になるでしょう。

「スタンダード」「エキスパート」の2級種があり、自身のスキルや経験に合わせて選択できます。

試験の概要は、以下の表を参考にしてください。

Illustrator®クリエイター能力認定試験の概要
スタンダード エキスパート
料金 7,600円 8,600円
試験時間 1部(実技):40分

2部(実践):90分

1部(知識・実技):50分

2部(実践):90分

合格基準 実技:65%以上

実践:70%以上

知識・実技:65%以上

実践:70%以上

出題範囲例 <1部>

・Adobe Illustrator®の操作、DPTファイル、Webデザインパーツの作成(テーマ別大問7~9問)

<2部>

・作品制作(1テーマ)

<1部>

・Adobe Illustrator®、DTP、Webデザインに関する知識(テーマ別大問4~6門)

・Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、Webデザインパーツの作成(テーマ別大問4~6門)

<2部>

・作品制作(1テーマ)

Photoshop®クリエイター能力認定試験

Photoshop®クリエイター能力試験は、「Photoshop」の実務能力を測るために行います。

Photoshopはllustratorと同じくAdobe(アドビ)社が提供している写真の加工・合成が行えるソフトです。IIllustratorはイラスト、Photoshopは写真の編集を行うという違いがあります。

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Photoshopを用いた画像の加工や作成、合成などの技術を使って、問題の指示に従い作品を作り上げる試験です。

表現力や操作スキルなどのグラフィックコンテンツ制作に関する実践力が試されます。

「Photoshop」の操作技術は、リアルな実写に近い世界観を表現することが多いコンポジッターにとって重要なスキルです。

時間内に問題の指示を理解して解決する力も求められます。

試験の概要は以下の通りです。

Photoshop®クリエイター能力認定試験の概要
スタンダード エキスパート
受験資格 誰でも受験可能
料金 7,600円 8,600円
試験時間 1部(実技):40分

2部(実践):90分

1部(知識・実技):50分

2部(実践):90分

合格基準 実技:65%以上

実践:70%以上

知識・実技:65%以上

実践:70%以上

出題範囲例 <1部>

  • Adobe Photoshop®の基本操作による画像の作成
    (テーマ別大問7~9問程度)<2部>

    • Adobe Photoshop®を使った作品制作(1テーマ)
<1部>

  • Adobe Photoshop®および画像処理に関する知識
    (テーマ別大問4~6問程度
  • Adobe Photoshop®の操作による画像の作成
    (テーマ別大問4~6問程度)<2部>

    • Adobe Photoshop®を使った作品制作(1テーマ)

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG制作のスキルを証明する民間検定です。

CGクリエイターは映画、ゲーム、テレビの制作現場など、広範囲にわたって需要が高まっており、活躍の機会はますます増えそうです。

技術的にも憧れの的なので検定自体の価値もあるでしょう。

試験の概要は下記のとおりです。

CGクリエイター検定の概要
ベーシック エキスパート
形式 マークシート
問題数 10問
合格基準点 70点(100点満点)※難易度により変動あり
料金(税込) 5,600円 6,700円
試験時間 60分 80分
出題範囲例
  • CGとは
  • 表現の基礎
  • 2次元CGと写真撮影
  • 3次元CGの制作
  • 技術の基礎
  • 知的財産権
  • 実写撮影
  • 映像編集
  • モデリング
  • リギング
  • CGアニメーション
  • シーン構築
  • プロダクションワーク
  • 知的財産権
  • ファイル形式、規格
  • 数理造形

コンポジッターに向いている人

コンポジッターに向いている人は以下の通りです。

  • 全体を把握できる人
  • リーダーシップがある人
  • コミュニケーション能力が高い人

責任感があるのは当然のことですが、細かいところだけでなく、映像制作の全体を把握する

能力を持っている方に向いています。

映像制作はたくさんの人の協力が必要であり、協調性はもちろん、時にはリーダーシップも求められます。

他者への共感力とコミュニケーション力を駆使して、現場で指揮する力もあると、よりニーズの高いコンポジッターになれます。

コンポジッターになるには?

コンポジッターになるために必要な資格はありませんが、一般的に代表的なものとして3つの方法があります。

  • 専門学校で知識とスキルを身につける
  • 大学で学ぶ
  • 映像制作会社へ就職する

以下で、それぞれ解説していきます。

専門学校で知識とスキルを身につける

映像制作の学部や学科がある専門学校に通うことで、映像制作で活かせる映像合成技術を基礎から応用までしっかり学べます。

専門学校は大学とは違って実技が多いカリキュラムになっているため、基礎はもちろん、スキルや経験を重視して基礎をきちんと学ぶことで、就職時に即戦力になりたい方には特におすすめです。

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「デジタルアニメ制作&テクノロジー専攻」なら最新技術を使ったアニメーション作りを学べます。

アニメ以外の映像を作りたいなら「ライブ動画配信&映像クリエーター専攻」がおすすめです。動画編集や動画配信を基礎から学べます。

アニメーションルームやレコーディングスタジオなど、プロ仕様の最新設備をそろえています。

大学で学ぶ

大学で学ぶとより広く映像に対しての知識が得られます。

映像制作だけでなく、上流工程と言われるマーケット感覚や空間演出の理論など、より深く専門的な知識を習得できるでしょう。

ただしデメリットとして、コンポジッターになるまでに専門学校に比べて実技の割合が少なく、経験値で遅れをとる可能性があります。

コンポジッターは実際に手を動かすことでスキルが上がる職種なので、進路選択の際には重視する要素を決めて慎重に考えましょう。

映像制作会社へ就職する

アシスタントやアルバイトでいきなり映像制作会社に就職するのも、現場のプロから実践的に学べるので成長スピードは速いです。

制作現場での緊張感も得られ、実際にクライアントとのやりとりも経験できるので、確実にプロとしての力が身につきます。

ただし、映像の最終工程を担うコンポジッターは未経験だとなかなか雇ってもらうことが難しく、雇用してもらえたとしてもコンポジッターの仕事を任せてもらえるかはわかりません。

コンポジッターの就職先は?

コンポジッターの就職先は映像制作会社やCGプロダクション、撮影の編集作業を行うポストプロダクションなどが多いと言われます。

広告系の大規模プロジェクトを請け負う企業だと東北新社や博報堂プロダクツ、インタラクティブアート。エンタメ系だとチームラボなどがあります。

また、東映のようなテレビ局系の制作会社なども含まれます。

コンポジッターの給料・年収

コンポジッターの年収は統計的にデータが出ているわけではありません。求人サイトを参考にすると平均年収は450万円ほどですが、CMや映画、イベント映像など、メジャーで質の高いCGを制作している会社だと年収800万円以上を提示している例もあります。

参考:給料ボックス

参考:Indeed (インディード)

制作だけでなく、現場をまとめるディレクション業務や映像企画から演習まで提案できると年収は700〜1,000万円とクリエイティブ業界内でも高年収が望めます。

コンポジッターのやりがい

自分が制作したアニメや映画が、テレビやビデオオンデマンドで配信されるので、大きな達成感を得られるのがコンポジッターという職種の最大のやりがいです。

高度な技術が必要なため、異業種のクリエイターからも感謝されることが多く、お互い切磋琢磨できる環境で働けるので充実感も得られます。

何より技術職なので、他のスキルと組み合わせていけば、人材としての価値もより高められます。

デジタル動画の需要が増えている今の時代、コンポジッターはおすすめの職種と言えます。

実際にコンポジッターとして活動している人たちの声を集めましたので、参考にしてください。

緻密な作業ですが、達成感を感じているようです。

実際の現場で、コンポジッターの技術が力になっているのを感じるコメントです。

自分の作った作品は「遺産」のように感じ、さらに多くの人の目に触れるので、大きな達成感を得られるでしょう。

コンポジッターの将来性

動画市場の成長は拡大することが予想されています。

サイバーエージェントの「2021年国内動画広告の市場調査」によると2021年動画広告市場は4,195億円、2022年に5,457億円(昨年対比142%)にもなり、2025年には1兆円の規模になると言われています。

これを見ると、映像制作の現場に欠かせないコンポジッターは今後さらに求められる存在になると予想できます。

コンポジッターになるために専門学校で学ぼう

動画編集ソフトのタイムライン

コンポジッターは、即戦力が求められるケースが多いので、未経験だとなかなか採用されることが難しい場合もあります。

専門学校に入学すれば映像制作の基礎知識や必須のスキルを磨けて、映像の制作現場に就職するためのチャンスも得られます。

おすすめは、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校です。

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体験入学」では、校舎を見学し、実際に体験レッスンを受けていただいた上で個別相談会を実施しています。

オンライン説明会」も開催しているので、諸事情で来校できなくても学校の詳細を聞くことが可能です。

コンポジッターとして、映像業界で活躍する第一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。

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