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アニメ・CG

アニメーターを目指すのにおすすめの練習方法とは?必要な練習量と求められるものも紹介

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アニメーターを目指すのにおすすめの練習方法とは?必要な練習量と求められるものも紹介
アニメ制作の要といえる職業「アニメーター」になるためには、質の高い画力が必須です。

ただし、単に絵がうまいだけではアニメーターとして十分なスキルがあるとはいえず、絵を描くスピードや構成力、想像力、デッサン力などさまざまな技術が求められます。

これらの技術を身につけるためのポイントになるのが、「効率のよい練習方法」です。

一人前のアニメーターとして技術を高めるのに効果的な練習法とは、一体どういったものなのでしょうか。

今回は、プロも実践しているアニメーターとして成功するためにおこなっていきたい練習方法を紹介します。

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アニメーターに求められること

アニメーターは、ただ単に絵が描ければいいわけではありません。絵を描くことに加え、以下のことも求められます。

  • 効率よく絵を描く能力
  • 完成図をイメージする能力
  • さまざまなアングルで同じキャラクターを描く能力

ひとつずつ説明していきます。

効率よく絵を描く能力

アニメに使われる絵は、30分で3,000~5,000枚ほどといわれています。イラストを描く作画作業では1日20~30枚ほどの動画を描きあげるため、アニメーターはいかに効率よく絵を描けるかが重要です。

たとえば、1日の作業時間8時間で20枚描く場合、1枚24分(8時間×60分÷20枚)で描かなければいけません。

1日の枚数が増えれば、さらに1枚に使える時間は減ります。

指定されている納期に遅れると次の工程に支障が出て迷惑をかけたり、アニメの完成が遅くなったりします。そのため、アニメーターは納期に間に合うよう効率よく絵を描ける能力が必要です。

完成図をイメージする能力

完成図をイメージする能力も必要です。

完成図が頭のなかで思い浮かべられれば、動きや姿勢、位置、アングルなど、どのように描けばよりキャラクターの魅力やストーリーの内容が伝わるかがわかります。この能力は、イラストを描く作業のスピードアップにもつながります。

アニメーターは資料や絵コンテにある情報から完成図をイメージして、いかに立体的に描き起こせるかが重要です。

さまざまなアングルで同じキャラクターを描く能力

さまざまなアングルで同じキャラクターを描く能力も求められます。

アニメーターは1つの作品に登場するキャラクターを、ストーリーに合わせてアングルを変えて描かなければなりません。

アングルが変わって別人のように見えてしまうと、アニメを観ている人の意識が逸れてストーリーに集中できなくなる原因にもなり得ます。

アニメを観ている人が最後までストーリーに入り込めるよう、アニメーターにはアングルが変わっても同じキャラクターを描けるような能力が必要です。

アニメーターになるためのおすすめの練習方法

アニメーターに求められることを身につけるには練習が大切です。おすすめの練習方法は、以下のとおりです。

  • 絵や写真を模写する
  • 同じキャラクターをさまざまなポーズで描く
  • デッサンやクロッキーをする

まずは、できることから実践してみてください。

絵や写真を模写する

自身の絵の幅を広げるためには、絵や写真を模写することが大切です。

絵や写真を模写すると、どの位置にどのように描けばバランスがよいのか、どの部分に筋肉をつければ躍動感のあるポーズのイラストになるかなどがわかるようになります。

絵や写真の模写の練習におすすめなのが、絵師さんの描き方に似せて絵を描いていく方法です。たとえば、芸能人の写真集と好きな絵師さんの線画を用意します。

そして、写真のなかから自分が描きたいものを選び、「絵師さんの描き方に似せて」描いていく方法です。

単純に自分の得意な描き方で描くのではなく、絵師さんの描き方を真似ることで自分の実力を超えたものを作りあげることができます。

他にも、実写版のポーズ集と自分が好きなキャラクターの線画を購入し、ポーズに合わせてキャラクターを描いていく方法もおすすめです。

身体の構成や比率に関してはキャラクターの設定通りにおこなうことで、画力アップとともに絵の描き幅が広がります。

同じキャラクターをさまざまなポーズで描く

同じキャラクターをさまざまなポーズで描くことも、絵の上達につながります。

アニメーターは、横顔や後ろ姿、走っている姿など、どのようなポーズでも同じキャラクターに見えるように描けなければいけません。

「苦手なポーズはほかの人に依頼する」というのは、プロとして仕事をするならば難しいでしょう。

そのため、どのようなポーズでも描けるように練習が必要です。

いつでも同じキャラクターに見えるように描くには、人体を理解することが大切です。

たとえば、両手を上げているときと片手だけを上げているときでは、肩の傾きや筋肉の動きが異なります。

ポーズを取ったときの人の筋肉や可動域、重心などの変化を知ると、バランスのとれた自然なイラストが描けるようになります。

デッサンやクロッキーをする

絵を描くうえでポイントとなるのは、立体になっているものを目で観察し、二次元に描き起こす力を養うことです。

その意味でデッサンを練習に取り入れることは有効です。できる限りデッサンを多く描いていくようにしてください。

また、5~10分ほどの短時間で人や物の形、動きを捉えて描きあげるクロッキーも絵の上達には欠かせません。

目や鼻の細かな部分ではなく、身体や顔などから描いていくと、全体像を捉える練習になります。好きなフィギュアや漫画、イラスト集などを見本にして描いていくと、モチベーションアップにもなるためよいでしょう。

同じものを目線の高さや角度を変えて描く練習も、パーツや身体の特徴を捉えたイラストが描けるようになるためおすすめです。

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アニメーターになるための練習量はどれくらい必要?

アニメーターになるのに必要な練習量は、人によりさまざまです。

そのため、まずは毎日5分でも継続して練習することが成果につながります。

また、練習するときは最適な構図やバランス、筋肉の動き、重力など多くのことを意識しながら描くことが大切です。

たとえば、模写をする場合は、見本の絵と自分が描いた絵のどこが違うのかを理解して、次に活かしながら繰り返し練習することで上達していきます。

人によって、必要な練習量は異なります。

まずは目的を持ってイラストを描き続け、思い浮かべた完成図を立体的に描けるようになるまで練習することから始めるとよいでしょう。慣れてきたら徐々に練習時間を増やしていきましょう。

資格取得で知識と技術を学ぶのもひとつの手

資格を取得して知識と技術を学ぶ方法もあります。アニメーターが持っているとよい資格は、以下のとおりです。

  • アニメーション実技試験
  • 色彩検定
  • CGクリエイター検定
  • 画像処理エンジニア検定
  • CGエンジニア検定

順番に説明していきます。

アニメーション実技試験

アニメーション実技試験は、アニメーターになりたい学生向けの試験です。

指示書に従って制作したCGアニメーションを、ポージング、演出、レイアウト・カメラワーク、尺・仕様などの項目別に審査し、複数のCGプロダクションが評価します。

評価した内容(基礎評価)と企業ごとの評価(企業評価)をもとに総合評価が決まり、各企業からのアドバイスをもらえます。

成績表では基礎評価の項目ごとや企業ごとで得点や順位が表示されるため、自分の課題点を知ることが可能です。受験者の平均点との差もわかるため、今後の知識や技術を高めるのに役立ちます。

参考:CG-ARTS | アニメーション実技試験

色彩検定

色彩検定は、身の回りに存在する色に関する幅広い知識や技能を認定する試験です。

色が持つ心理的効果や色彩配色、色彩調和などが学べます。

色の組み合わせ方により受ける印象を変えられる色彩の知識は、ファッションやインテリア、景観など幅広い分野で活用できます。

アニメーターのイラストの色使いや背景との調和、キャラクターの個性を色で表現するのにも役立つでしょう。

参考:色彩検定協会/カラーコーディネーター

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、アニメーションやゲームなどの映像制作で、シナリオや絵コンテに合わせた映像やCGを効果的に使う能力があることを証明する検定です。

検定は2種類あり、CGクリエイター検定ベーシックでは基礎知識を、CGクリエイター検定エキスパートではシーン構築やCGアニメーションなどの応用方法を学べます。

構図やカメラワーク、アニメーション、モデリングなど、2DCGの基礎から3DCGの手法まで専門的な知識を学べるため、アニメーターにも役立ちます。

参考:CGで表現するデザイナー、クリエイターのための検定

画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は、バーチャルスタジオや画像映像系製品に必要なソフトウェアやシステムなど、製品の開発や設計をするスキルがあることを評価する検定です。

検定は2種類あり、画像処理エンジニア検定ベーシックでは画像処理の基礎知識を学べます。画像処理エンジニア検定エキスパートでは、画像の濃淡変換に関する処理技術や、撮影された画像から3DCGを復元する処理などの応用方法の習得が可能です。

カラー情報の交換や画像処理、画像の復元・生成などの知識を身につけられるため、デジタルイラスト制作の表現の幅が広がります。

参考:画像処理分野の開発、設計に必要な知識の習得を評価する検定

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定は、アニメーションやゲーム、VR、ARアプリなどのソフトウェア開発に加え、カスタマイズやシステム開発スキルがあることを証明できる検定です。

検定は2種類あり、CGエンジニア検定ベーシックではCGの基礎知識を学べます。CGエンジニア検定エキスパートでは、視覚に訴えるグラフィックス、可視化など知識の応用方法を身につけることが可能です。

専用のゴーグルをはめて仮想現実を体験できるVRや、現実世界に情報を重ね合わせるARなど、アニメーターに必要な知識を身につけられます。

参考:CG分野の開発や設計を行うエンジニア、プログラマのための検定

まとめ:アニメーターを目指すならアニメの専門学校へ

アニメーターを目指すならアニメの専門学校へ

アニメーターを目指すならば、正しい練習法を身につけることが大切です。また、アニメーターに求められることを意識することで、より練習の大切さを実感できます。

「アニメーターになりたい」「もっとイラストスキルを伸ばしたい」と思っている人は、専門学校で学ぶのがおすすめです。

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「イラスト&キャラクターデザイン専攻」では、第一線で活躍するプロから、キャラクターデザインの色彩プロテクニックやデッサン力を高める技術などを学べます。

キャラクターデザイン以外にも、3DCGやデジタル背景制作も習得したい場合は「デジタルアニメ制作&テクノロジー専攻」が適しています。

産学連携している本校では、各企業のキャラクター制作プロジェクトやプロモーション動画制作プロジェクトなどに参加できるため、現場力を身につけることも可能です。

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東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校で専門知識や技術を身につけて、多くの人に夢や希望、感動を与えられるアニメーターを目指しましょう。

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