卒業生インタビュー
INTERVIEW

株式会社マジックバス 制作統括スタッフ 前田 翔さん

卒業生インタビュー
アニメが好きであることが何よりも大切。
その“好き”を支える色々な経験が、武器になる。

PROFIL

声優&タレントマネージャー専攻
2017年3月 卒業生

株式会社マジックバス
制作統括スタッフ

前田 翔さん

株式会社マジックバス 制作統括スタッフ 前田 翔さん

アニメ制作を支える要!?
制作進行とデスクの仕事

アニメ制作の現場では、いくつかの重要な役職があって、その中で私が担当しているのが、制作進行のデスクというポジションです。デスクはアニメ制作をスムーズに進めるうえで欠かせない仕事になります。
まず、制作進行はアニメの1話ごとに制作担当の専任がつき、各話のスケジュールや資料の管理を行います。たとえば、「1〜12話」ある作品の場合、制作進行は各話を時間通りに完成させるために、作画チームや音響チームなど、多くの人が関わるので、全体を調整する力が求められる仕事です。
一方、デスクは全話を通したスケジュールや制作の全体管理を行うことになります。制作進行をまとめる立場でもあり、作品全体を見渡しながら、各話が順調に進むよう指揮をして、作品の完成に向けて、制作統括として全体を支える重要なポジションです。
今は制作進行とデスクを兼務していますが、どちらも現場を支える要の仕事だと感じています。東京アニメで学んだスケジュール管理やチームワークの経験が大いに役立っています。

自分の名前が載る感動がやりがいに!

アニメ制作進行のやりがいは、何といってもクレジットに自分の名前が載る瞬間です。たくさんの困難を乗り越え、無事に納品できたときの達成感は格別ですね。アニメ制作は、決して予定通りに進まず、毎日大小のトラブルが起こりますが、それを一つずつクリアしていくことで、作品が完成に近づいていきます。
アニメは多くの人が関わる「リレー競技」のようなものなので、誰か一人が遅れると全体に影響が出てしまうため、スケジュール管理やコミュニケーションがとても大切です。しかし、業界特有の自由な雰囲気から、時間にルーズな人もいて苦労することもあるので、その中でも根気よく交渉し、納品に向けて進めていくのが制作進行の腕の見せ所です。こうした努力の積み重ねが、放送された!という時の感動につながります。

学んだ知識が武器になる!
アニメ制作進行の現場で活きる授業

東京アニメで学んで、特に印象的なのは「アニメビジネス」の授業。アニメがどうやってヒットするのか、ビジネス戦略を分析する内容でした。この知識が今、他社との打ち合わせや音響会社、声優事務所との話し合いで大いに役立っています。授業で得た知識をネタにすることで、コミュニケーションがスムーズになり、深い話ができるのは大きな強みです。また、東京アニメの教室にあったタイムシートやレイアウト用紙といった業界の実物が身近にあったのも、学生時代は気づきにくかったのですが、プロの現場でその価値を実感しています。こうした実践的な学びを活かせる環境で学べたことが良かったと思っています。

株式会社マジックバス 制作統括スタッフ 前田 翔さん

イベント運営で学んだことが、
今の仕事の土台に!

東京アニメで行ったタワーレコードでのイベントや保育園での読み聞かせ企画などでは、イベントの企画から運営までを学生たちで手掛け、スケジュールを立てたり、関係者と調整したりする中で、目標に向かってチームで動く大切さを学びました。
特にタワーレコードで東京アニメのアイドル部のライブイベントでは、1年近く準備に時間をかけ、CDデビューに向けて校内ライブや動画制作など、さまざまなプロモーションを行いました。成功に至るまでの試行錯誤は、今の制作進行の仕事でスケジュールを管理したり、多くの人と協力して目標を達成する力に繋がっています。
悔しい思いをした部分もありましたが、だからこそ全力で取り組む姿勢や努力の価値を実感したので、この経験を活かして、今も挑戦を続けています。

夢はプロデューサー!
ついていきたくなる人になりたい

将来の夢はアニメ業界でプロデューサーになることです。プロデューサーは、アニメ制作の中心的な役割を担う存在でスポンサー探しやスタッフ選び、アニメ企画の座組みを整えるなど、幅広い決定権を持ちます。自分が好きな作品を世に送り出すチャンスがある、とても魅力的なポジションです。
ただ、その道は簡単ではありません。今は与えられた仕事で結果を出し、信頼を積み上げることを大切にしています。コミュニケーション力やタイミングも成功のカギ。自分の努力次第で道は開けると信じています。目指すのは、「ついていきたい」と思わせるプロデューサー。スタッフと気兼ねなく話し合えたり、一緒に成長を目指せるような存在になりたいです。

アニメ業界を目指すあなたへ!
〝好き〟を武器に〝経験〟を積もう

「特別な準備は必要ないけど、色んな経験を積もう!」ということです。この業界は、アニメが好きであることが何よりも大切です。そして、その「好き」を支える色々な経験が、武器になると思います。
例えば、旅行をして新しい場所や文化に触れる、映画を観て感性を磨く、友達と出かけてコミュニケーション力を伸ばすなど、何でもいいから、自分の世界を広げることを意識してみてください。アニメ業界は個性豊かな人たちと一緒に働く場所なので、多くの人と関わり、心を開いて接することで、良い人間関係が築けます。もちろん大変なこともありますが、好きなものに関わっているという気持ちが支えになります。アニメ業界に限らず、何かを目指すなら「好き」と「経験」大切にしてください!