自分の声を使って表現活動を行う、ナレーター。「仕事に興味はあるけど、どうやってなればいいの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ナレーターの仕事内容や必要な能力、向いている人の特徴など、ナレーターになるための情報を解説します!
具体的な手順についても紹介しているので、これからナレーターを目指したいと考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
記事の概要
声優業界に興味のある方へ
ナレーターとは?仕事内容についてサクッと紹介
こちらでは、ナレーターの仕事について紹介します。
ナレーターは言葉の通り、ナレーションを行う仕事です。ナレーションは簡単に言うと、声を使って物事を表現します。
ナレーターが必要な場所は意外にも多く、以下のような場所で使われることが多いです。
● テレビやラジオ番組、CM
● 電車・バスの車内放送
● スーパーなど、施設の館内放送
● 企業のプロモーション映像
● 結婚式の司会
● 機械の自動音声
など、様々な場所で必要とされています。
「自分の声を活かした仕事がしたい!」と考えている人にとっては、憧れの仕事の1つです。
ナレーターの平均年収は○○万円!
ナレーターの平均年収は約370万円です。(求人サイトや転職サイトから算出)
ナレーターの仕事は制作会社や声優事務所などに所属して請けることが多く、1本○○円という歩合制で働いている方が大半を占めます。
よって仕事の依頼が多ければナレーターとしての年収はアップし、反対に仕事がなければ給料は増えません。
人によっては年収1,000万円を超える場合もあるなど、大変ですが夢のある仕事だと言えます。
声優業界に興味のある方へ
ナレーターになるために必要な能力とは?
こちらでは、ナレーターになるために必要な能力について紹介します。
1. 演技力・表現力
2. 滑舌・発音の基礎
3. 柔軟性
4. 個性
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【ナレーターに必要な能力1】演技力・表現力
ナレーターには、演技力や表現力が必要不可欠です。
ナレーターは声優に比べてキャラクターを演じることがないため、演技力はあまり必要ないように思うかもしれません。
ところがただ与えられた台本だけを読んでいるだけだと、内容が視聴者にうまく伝わりづらいです。
またナレーターはいろいろな場面で異なる声の表現を使う必要があるため、幅広い声の表現力も重要です。
演技力や表現力は、ナレーターになるうえで大切なスキルだと言えます。
【ナレーターに必要な能力2】滑舌・発音の基礎
滑舌や発音の基礎能力も、ナレーターには必要です。
ナレーションは正しく聞き取りやすい言葉で伝えることが求められます。聞き手が何を言っているのかわからないという状態では、ナレーターは務まりません。
誰にでも理解できて、聞こえやすい滑舌や発音の技術は身につけておきましょう。
【ナレーターに必要な能力3】柔軟性
柔軟性も、ナレーターには必要な能力です。
繰り返しになりますが、ナレーターには様々な仕事が存在します。明るく話す場面もあれば、冷静に落ち着いて物事を伝える役割もあるでしょう。
1つの表現方法だけではなく、利用シーンに合わせて柔軟に表現を変えなくてはなりません。
ナレーターを必要としている人が、どのような意図を持っているのかを把握し、それに応じて演技を変えられる柔軟性は、ナレーターにとって重要です。
【ナレーターに必要な能力4】個性
個性も、ナレーターにとって大切な要素です。
状況説明がメインのナレーターであっても、人を惹き付けなくてはなりません。特にCMやテレビ番組などでは、個性的な表現が求められることが多いでしょう。
もちろん現場の状況に応じて出し方を変える必要がありますが、個性がある方が表現の幅は広がります。
基礎的な技術を身に着けたあとは、いかに自分の個性を出せるかどうかにも目を向けなくてはなりません。
ナレーターに向いている人の特徴4つ
こちらでは、ナレーターに向いている人の特徴を4つ紹介します。
1. 文章の朗読が好きな人
2. 想像力が豊かな人
3. 自己表現が得意な人
4. コミュニケーション力がある人
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【ナレーターに向いている人1】文章の朗読が好きな人
文章の朗読が好きな人は、ナレーターに向いています。
ナレーターの仕事の大半は、文章を読むことです。与えられた台本に対して、自分なりの表現を見せなければなりません。
もともと文章を読むことが好きであれば、ナレーターの仕事に対しても意欲的に取り組めますし、技術も向上していくでしょう。
「昔から朗読劇などが好きだった」という人には、ナレーターはうってつけの職業です。
【ナレーターに向いている人2】想像力が豊かな人
想像力が豊かな人にも、ナレーターはオススメの仕事です。
ナレーターは、文章から視聴者に伝わりやすい表現を考えたうえで、声を吹き込んでいく仕事です。
よって「どんな人が観ているのか」「どういう声色なら伝わるか」という想像をふくらませる必要があります。ただ淡々と文章を読むだけでは、ナレーターとして活躍することは難しいです。
豊かな想像力で、自分なりの表現方法を生み出せる人は、ナレーターに向いていると言えます。
【ナレーターに向いている人3】自己表現が得意な人
自己表現が得意な人も、ナレーターに向いています。
ナレーターは、自分の声を披露する機会が多いです。仕事を獲得するために、オーディションや面接があることも多いです。
そこでちゃんと自己表現をして、自分の存在をアピールすることが求められます。
よって自己表現ができる人は、ナレーター向きだといえるでしょう。
【ナレーターに向いている人4】コミュニケーション力がある人
コミュニケーション能力がある人も、ナレーターに向いています。
ナレーターの仕事は、1人で完結することはありません。クライアントを始めとして、音声さんやプロデューサー、ディレクターなど、多くの人とやり取りを行います。
そこで相手の意図を汲み取り、自分なりに声で表現することが重要です。
他人と一緒に作品を作ることになるので、しっかりとしたコミュニケーションが求められます。
ナレーターになるには?3つのステップを紹介
こちらでは、ナレーターになるための3つのステップを紹介します。
1. 専門学校・養成所でスキルを身につける
2. 声優事務所やイベント会社などに所属する
3. やりたい仕事のオーディションへ応募する
それぞれ詳しく解説します。
【ナレーターへのステップ1】専門学校・養成所でスキルを身につける
ナレーターになるには、まずは専門学校や養成所でスキルを身に着けます。
たまに「未経験でナレーターになりたい」と考えている方がいますが、やはり声の表現は技術的な要素が大きいので、誰かから教わることは必要です。
最初は声優の専門学校やナレータースクールなど、ちゃんと技術を教えてくれるところで勉強しましょう。
【ナレーターへのステップ2】声優事務所やイベント会社などに所属する
ナレーターとしてのスキルが身についたら、声優事務所やイベント会社などに所属します。
ナレーターの仕事は基本的に、事務所に依頼されることが多いです。そこから事務所が個人へと仕事を回す形が取られています。
よって仕事を獲得するためにも、まずは事務所や会社に所属して、機会を待ちましょう。
稀にフリーランスとして活躍している方もいらっしゃいますが、そのような方も最初は事務所に所属していたケースが大半です。
ちゃんと仕事がもらえる環境に属して、そこでまたスキルを磨いていきましょう。
【ナレーターへのステップ3】やりたい仕事のオーディションへ応募する
ナレーターとしてやりたい仕事が見つかったら、オーディションへ応募します。
ナレーターとして実力がつけば名指しで仕事がもらえるようになりますが、最初はオーディションなどで試されるケースがほとんどです。
実際にクライアントの前で演技をして、数人~数十人いるライバルの中から選ばれる必要があります。
積極的にオーディションに参加して、ナレーターとしての仕事を獲得しましょう。
まとめ:ナレーターになるにはプロの指導を受けるのが近道
今回は、ナレーターになりたい人に向けて、仕事内容や必要なスキルなどを紹介しました。
ナレーターは未経験でなるのは難しいため、専門的な場所で技術を学ぶ必要があります。
これからナレーターを目指したいと考えている方は、ぜひ専門学校などに通いプロの指導を受けることを検討してみてください。
「東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校」では、声優やナレーターを目指す人の専門的な専攻を用意しています。
プロからの指導を受けられるので、2年間若しくは3年間で声を仕事にするためのスキルをどんどん身につけることが可能です。
体験入学や説明会も定期的に行っているので、ぜひ実際に雰囲気を体感してみてください。