「フィギュアを自分で作ってみたいけど、作り方がいまいちわからない……」と悩んでいませんか?
フィギュア制作=プロの仕事というイメージがありますが、できれば自分で完成度の高いものを作ってみたいですよね。
そこでこの記事では、フィギュアの具体的な作り方や、必要なアイテムについて紹介します!
プロ顔負けの本格的なフィギュアを作ってみたいと考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
記事の概要
声優・アニメ・eスポーツ業界に興味のある方へ
フィギュアの具体的な作り方5ステップを紹介
こちらでは、フィギュアの具体的な作り方を5ステップで紹介します。
1. 完成図のイメージを考える
2. 針金などで芯を作る
3. パテや粘土で本体を作る
4. 髪の毛や小物などの装飾品を作る
5. 着色し、完成
それぞれくわしく確認していきましょう。
1. 完成図のイメージを考える
まずは、完成図のイメージを考えましょう。完成後のイメージがないと途中で無駄な作業をしてしまったり、うまく形を作れなかったりとトラブルが増えてしまいます。
まずは全体像をイラストで作成し、その後細かいパーツのイメージを膨らませていってみてください。
もちろん平面図だけだと立体のフィギュアは作れないので、3Dにしても違和感がないように完成図を作っていくことが大切です。
まずはフィギュアの完成図を考えて、そこから制作に移るようにしましょう。
2. 針金などで芯を作る
完成図がイメージできたら、次は針金などで芯をつくります。芯を作ることで肉付けがしやすくなり、また耐久性がアップします。
芯に決まりはありませんが、加工がしやすく錆びにくいアルミ棒などがおすすめです。
まっすぐのままだとパテや粘土が付着しにくいので、ねじって利用してみてください。
完成品の骨組みを作るイメージで、しっかりと芯を作っていきましょう。
3. パテや粘土で本体を作る
完成図に近い芯が完成したら、次はそのうえにパテや粘土で肉付けをおこないます。
1つの場所に多くつけすぎると固まるスピードが遅くなるので、最初は全体に薄く伸ばすイメージで形を作っていってください。
徐々に厚みをもたせていって、理想の形を作っていきましょう。
4. 髪の毛や小物などの装飾品を作る
本体が完成咲いたら、次は髪の毛や小物などの装飾品を作ります。
本体と同時に作ると作業がしにくくなったり、失敗したときに取り返しがつかなくなったりするので、なるべく分割して作ってみてください。
装飾品のパーツひとつひとつに、設計図を用意しておくことも大切です。
本体に比べて細かい作業が多くなるので、慎重に作業を進めていきましょう。
5. 着色し、完成
装飾品を作り終えたらすべてを組み合わせて、色を塗って完成です。
以下の手順で、色を塗っていきます。
① サンドペーパーで表面をならす
② プライマーサフェーサーで下地処理をする
③ ベースの単色を塗布する
④ 上から色を重ねてグラデーションなどを演出する
⑤ 筆などで細かい色を入れる
細かい作業にはなりますが、自分の理想の色が演出できるように、ゆっくり進めていきましょう。
本格的なフィギュアデザインを学びたいなら専門学校がおすすめ
まるでプロが作ったような、本格的なフィギュアを作りたいのであれば、専門学校で勉強することがおすすめです。
フィギュア制作にはイラストのデザインや立体的に表現する能力など、様々なスキルを必要とします。その技術を学ぶには、実際にプロから教わることが一番です。
もちろん独学で学ぶことも可能ですが、変な癖がついてしまったり、モチベーションが保てなかったりと、うまくいかないこともあるでしょう。
基礎からしっかりと技術を身につけたいと思っている方は、ぜひ専門学校の利用を検討してみてください。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校のアニメ総合制作科では、フィギュアデザインに必要な原型・複製・塗装などの技術を学べます。
アナログ・デジタル両方の技術を身につけられるので、かなり本格的なフィギュア制作が可能です。
フィギュア作成で用意しておくと便利なアイテム7選
フィギュアを作るときに用意しておくと便利なアイテムを、今回は抜粋して7つ紹介していきます。
1. フィギュア用台座
2. アルミ芯
3. ラジオペンチ
4. 粘土ベラ・ナイフ
5. サンドペーパー
6. プライマーサフェーサー
7. ポーズ集
1. フィギュア用台座
フィギュア用の台座は、より魅力的な作品に仕上げるために用意しておくと便利です。
骨組みを固定することで、不安定なポーズでもバランス良く固定できます。
台座は四角形のシンプルなものから、フィギュアの世界観をより引き出せるような作りになっているものなど、様々です。
もちろん自分で作ることも可能ですが、まずはベースとして既存のものを持っておくと良いでしょう。
2. アルミ芯
アルミ芯は、フィギュアの原型を作るうえで非常に重宝します。加工がしやすく、さらに錆びにくいので、基礎の材料としては最適です。
アルミ芯は、ホームセンターや100円ショップなどに売っています。太さは1mm程度で、曲げやすいものを選びましょう。
基礎の有無によって作品を仕上げる効率が大きくあがるので、ぜひ用意してみてください。
3. ラジオペンチ
ラジオペンチは、アルミ芯を加工する際に便利なアイテムです。アルミ芯は曲げるだけでなく、ねじって粘土の付着力を高める必要があるので、手での加工だと時間がかかってしまいます。
さらに先端を少しだけ曲げるなど、細かい加工にも柔軟に対応できる点が魅力です。
作業の効率を高めるためにも、ラジオペンチは用意しておきましょう。
4. 粘土ベラ・ナイフ
粘土の加工には、ベラやナイフが便利です。好きな形にきれいにカットできるので、自分の理想の形を作りやすくなります。
特にキャラクターのフィギュアを作る場合、髪の毛や服のシワなどの細かい部分をうまく表現するために、いろいろな太さのナイフが必要です。
商品によっては削りだけでなくならし加工もできるので、ぜひ複数の種類のナイフやベラを用意しておきましょう。
5. サンドペーパー
サンドペーパーは、表面処理をおこなうために必要です。表面のザラつきや凹凸をなめらかにし、塗料をムラ無く塗布できるようになります。
サンドペーパーには#400などの番手があり、基本的に数字が大きいほうが目が細かいです。目が細かいほど仕上がりはキレイになりますが、大きく削ることはできません。
最初は番手の低い400番台あたりから使用し、徐々に番手を大きくしていくとよいでしょう。だいたい400~2,000番あたりまで順番に使っていくと、ツルツルの仕上がりになります。
フィギュアをより美しく仕上げるためにも、サンドペーパーはしっかりとかけましょう。
6. プライマーサフェーサー
プライマーサフェーサーは、塗料の下地処理として使われるアイテムです。塗料の付着力を高めるプライマーと、細かい凸凹を均等にするサフェーサーの両方の機能が備わっています。
プライマーサフェーサーを最初に塗っておくと、色ムラがなくなり、発色がよくなるなどメリットが大きいです。
フィギュアの完成度を高めるためにも、プライマーサフェーサーは最初に塗るようにしましょう。
7. ポーズ集
ポーズ集も、用意しておくと便利なアイテムのひとつです。主にキャラクターフィギュアを作る際に役立ちます。
いろいろなアングルから見たポーズがたくさん掲載されているので、立体的なイメージがわきやすいです。
考えることが苦手な方でも簡単に魅力的なポーズを作れるので、うまく利用しましょう。
まとめ:作り方を把握して、まずは簡単なフィギュア制作から始めよう
この記事では、フィギュアの作り方やあると便利な道具について紹介しました。
フィギュアは個人で作るにはハードルが高いと思うかもしれませんが、簡単なものであればそこまで時間はかかりません。
うまくスキルを高めていって、本格的なフィギュアが作れるようにチャレンジしていきましょう。
もし「プロ顔負けのキレイなフィギュアが作りたい」と考えているなら、プロから技術を教わることが効果的です。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校ではフィギュア制作に特化した講義をおこなっているので、ぜひ利用を検討してみてください。
ストリーマー&ゲーム実況専攻
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