ゲームをプレイし、その様子を配信するストリーマーの人気は年々上昇しています。「自分も有名な配信者になりたい」と思っている方もいるでしょう。
しかし、ゲーム実況者には、やってはいけないことがあります。もしも、やってしまうと炎上したり、違法行為になったりするリスクがあります。
そこでこの記事では、ゲーム実況者がやってはいけないことをまとめました。ゲーム実況で再生されるためのコツも解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。
記事の概要
eスポーツ業界に興味のある方へ
ゲーム実況やってはいけないこと
ゲーム実況者がやってはいけないことは、主に以下の9つです。
- 著作権違反
- ゲームや制作者への悪口
- 他の配信者や視聴者への誹謗中傷
- 配信スケジュールを破る
- 内輪ネタ
- 低画質
- 声が小さい、声が暗い
- プレイ映像が単調
- ステルスマーケティング
ゲーム実況者として長く活動するために、ぜひ参考にしてください。
著作権違反
動画投稿サイトにゲーム実況をアップする際は、著作権に注意する必要があります。基本的に、ゲーム映像の著作権を持っているのはゲーム制作会社です。
そのため、断りもなくゲーム映像を動画投稿サイトにアップすると著作権侵害になってしまうのが原則です。
ただし、ゲーム制作会社が動画投稿サイトへアップする行為を認めている場合があります。その場合、許可された範囲内であればゲーム実況動画をアップしても問題にはなりません。
逆に言うと、いくら他の配信者が動画をアップしているからといって、ガイドラインを確認しないまま真似すると著作権違反に該当する恐れがあります。
許可されている範囲は会社によっても異なるので、ゲーム実況動画をアップする際は必ず事前にゲーム制作会社のガイドラインを確認してください。
ゲームや制作者への悪口
ゲームや制作者への悪口は、炎上の原因になったり視聴者数が減ったりと、ゲーム実況者として活動する上でマイナス材料を作ってしまいがちです。
たとえばゲームへの悪口は、作った人のみならず、そのゲームを楽しんでいる人にも嫌な思いをさせてしまいます。
「ゲームを利用させていただいている」「貴重な時間を使って視聴してもらっている」という気持ちを持って、動画をアップするようにしましょう。
他の配信者や視聴者への誹謗中傷
他の配信者や視聴者への誹謗中傷は、過度なものだと名誉毀損罪や侮辱罪に該当する恐れがあります。
そもそも誹謗中傷は、視聴者にとっても気持ちの良いものではありません。ゲーム実況は、視聴者が求める情報を提供しようとする姿勢が大切です。
ゲーム実況者として人気を得たいのであれば、なるべく楽しい配信ができるように心掛けましょう。
配信スケジュールを破る
ゲーム実況動画は、次回の配信予告をすることで再生回数を伸ばしやすくなります。一方で、配信スケジュールを破ることは、楽しみに待ってくれていた視聴者を裏切る行為です。
一度信頼を失った場合、再びファンとして戻ってきてもらうのは簡単なことではありません。
もし予告していたスケジュール通りに配信できない場合、前もって視聴者に伝えることが大切です。
内輪ネタ
ゲーム実況者として人気になるコツのひとつに「新規視聴者を獲得すること」が挙げられます。
内輪ネタばかり話していると、本人同士は楽しいかもしれませんが、初見の視聴者を長く滞在させるのは難しくなってしまいます。
多くの視聴者にゲーム実況の内容が伝わるようネタを配信しましょう。
低画質
今は、クオリティの高いゲーム実況動画が増えています。
視聴者が配信動画に求めるレベルも上がっていますので、低画質な動画では再生直後に離脱される可能性が高いです。
ゲーム実況動画を作るのであれば、自分の配信環境の中でできるだけ高画質にしましょう。
声が小さい、声が暗い
人それぞれ配信スタイルはあると思いますが、一般的には明るくハキハキとした声で話すほうが好印象を持たれます。
声が小さくて暗い動画だと、楽しそうには見えないものです。たとえば、元々の声が小さい人の場合、普段の120%くらいの声量で話すように心掛けましょう。
声が小さかったり、暗かったりすると視聴者の離脱に繋がってしまいます。
プレイ映像が単調
単調なプレイ映像が続く場合も視聴者を飽きさせてしまい、離脱に繋がりやすくなります。単調にしないためには、以下のように動画にメリハリをつけることが大切です。
盛り上がるシーンではリアクションを大きくする
同じような映像が続く時には視聴者とコミュニケーションを取る
また、動画編集時に「単調になっているかも」と感じた際は、テロップを入れたり思い切りカットしたりすることも考慮しましょう。
ステルスマーケティング
ステルスマーケティング(ステマ)とは、宣伝・広告であることを隠した宣伝活動を指します。ゲーム実況者として人気を獲得すると、企業案件の依頼が増えてくるかもしれません。
企業案件を受けること自体は問題ないのです。しかし、ステマをするとゲーム実況者や企業の信用力が低下してしまいます。
企業から金銭を受け取ってゲーム実況をする際は、「宣伝」であることを動画概要欄に書いたりテロップに入れたりして、視聴者へも伝わるようにしましょう。
ネットリテラシーの高い視聴者は、ステマに敏感です。ステマは炎上のリスクにも繋がりますのでご注意ください。
ゲーム実況でやってはいけないことで起こるトラブル
ゲーム実況でやってはいけないことをしてしまうと、再生数が伸びないだけでなく以下のようなトラブルを起こす可能性があります。
- 炎上
- 違法行為
ゲーム実況をするのであれば最低限のルールやマナーを理解して、炎上や違法行為に繋がらないよう注意が必要です。
炎上
ゲーム実況は、今や多くの人に好まれるエンタメとなりました。ただ、視聴者数が増えた分、ちょっとした言動で炎上しやすくなっているのも事実です。
SNSが普及した現代において、悪い噂は一瞬にして拡散される可能性があります。
特定の人物への誹謗中傷やステルスマーケティングなどはしないように心掛け、動画を公開する時は常に慎重な姿勢を持つことが大切です。
違法行為
気づかないうちに違法行為をしている恐れもあります。
先ほどもお伝えした通り、ゲーム実況動画をアップする際は、ゲーム制作会社のガイドラインを確認し、著作権違反に該当しないか注意する必要があります。
以下の例のように、会社によって許されている範囲も様々です。
- 静止画のみ許可している
- ムービーシーンの配信は禁止している
もし著作権を侵害していると判断された場合、10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金が課せられます。
「視聴者が少ないから大丈夫」「配信終了後に動画を消せば問題ない」などといった甘い考え方は危険です。
違法行為は、「知らなかった」「悪気はなかった」では済まされないので気を付けましょう。
eスポーツ業界に興味のある方へ
ゲーム実況で再生されるためのコツ
最後に、ゲーム実況で再生されるコツを5つ紹介します。
- 画質や音質に気をつける
- 自分の特徴を作る
- 視聴者に驚きや笑いを与える
- 動画を定期的に配信する
- SNSも活用する
お伝えする内容を参考にして、ぜひ人気ゲーム実況者を目指してください。
画質や音質に気をつける
今は、多くのゲーム実況者が動画投稿サイトに動画をアップしている状況です。
そのような中、画質が悪くて視聴意欲を削ぐような動画では、多くの人に見てもらうのが難しくなってしまいます。
また、音が割れている動画、何を話しているのか分からないような動画も視聴者が離れる原因です。
たとえ音質の悪いマイクだとしても、ハキハキと話す、聞き取りやすいように発音するなどを心掛けてください。
予算に余裕があれば、通信速度の速い光回線やマイクを用意すると画質や音質は改善しやすいです。
自分の特徴を作る
自分の特徴を作り、何かに特化したチャンネルにすることもコツの1つです。
たとえば、「〇〇さんの動画を見れば△△のゲームに詳しくなれる」と印象付けることで、その情報を目当てにチャンネル登録者が増える可能性があります。
また、自分の特徴が分かりやすく伝わるよう、チャンネル名や動画タイトルを工夫するのも効果的です。
視聴者に驚きや笑いを与える
いくら画質や音質のクオリティが高くても、視聴者を楽しませなければ長く見てもらうことは難しいでしょう。
人気のゲーム実況者として有名な方々も、その多くが視聴者に驚きや笑いを提供しています。
もし驚きや笑いを届けるのが苦手な場合、人気のゲーム実況者の動画を研究してみることもおすすめです。
動画を定期的に配信する
ゲーム実況者は定期的な更新も重要です。
初めのうちは再生回数も伸びず、モチベーションを維持することが難しいかもしれませんが、コツコツ配信し続けることが重要です。
また、動画を定期的に配信することで試行錯誤する回数が増え、ゲーム実況のクオリティを上げることにも繋がります。
ただし、更新の頻度が多過ぎても続かない原因になってしまいますので、確実に配信できるペースを見つけましょう。
SNSも活用する
多くの人気配信者は、YouTubeやTwitterをはじめとするSNSを活用しています。
たとえば、SNS上で次回の配信予告をしたり配信後のお知らせを投稿したりすることで、新規視聴者の獲得にも効果的です。
SNSは無料で始められるツールですので、活用しない手はありません。自分のキャラクター性が伝わる投稿を継続して、ファンの数を増やしていきましょう。
人気のゲーム実況者になりたいなら専門学校で学ぼう
ゲーム実況の市場は伸び続けており、世界での総視聴時間は1日1億時間を超えました。多くの動画が公開されている中、ゲーム実況でやってはいけないことを押さえておくのは必須と言えます。
また、人気のゲーム実況者になりたいのであれば、充実した環境で学べる専門学校への入学がおすすめです。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「スーパープロゲーマー専攻」では、現役のプロゲーマーや監督が実践的な技術や戦略を指導します。
さらに編集技術だけでなくSNS戦略やファンの獲得など、ゲーム実況者として活動する上で必要なスキルを学べます。
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