声優がセリフの掛け合いをおこない物語を展開する「ボイスドラマ」は、さまざまな世界観やストーリーで人々を魅了しています。
そしてこのボイスドラマは、声優にとってもやりがいのある仕事です。
今回の記事では「ボイスドラマの魅力」や、「ボイスドラマにおける声優の仕事内容」などをご紹介します。
声優業界に興味のある方へ
声で物語を紡ぐ「ボイスドラマ」の魅力とは?
ボイスドラマとは、映像がなく音のみでドラマを構成した作品のことを指します。
漫画やライトノベルなどが原作となっていることが多く、キャラクター1人1人を際立たせるため、登場キャラクターの数を絞ることがあります。
登場キャラクターが少ない分、会話や掛け合いによってストーリーが進んでいくので、キャラクター同士のやりとりをたっぷり楽しむことができます。
また、画がないことでより想像力をかき立てられるのも大きな魅力です。
ボイスドラマに出演する声優の仕事内容とは?
ボイスドラマは1作品につき30分~60分程度であり、主役級の声優であれば200~300ものセリフを演じることになります。
アニメのようにキャラクターの口の動きにセリフを合わせる必要がなく、セリフごとの細かい尺を気にしなくてよいので、のびのびと演技ができるのも特徴です。
さらにボイスドラマでは、聴いた人が“音だけ”で想像を膨らませられるよう演じることが大切です。
勢いのある掛け合いや、活き活きとしたキャラクターを演じるには台本を読み込み、事前にイントネーションや抑揚を確認しておく必要があります。
このように、ボイスドラマの現場は“演技力”や“表現力”といった「声優に必要不可欠な力」が試される場です。
また、キャラ同士の掛け合いではアドリブ力が試される場合もあります。
しかしながら、声優にとってはのびのびと演技ができる場でもあり、自分の実力を思い切り発揮できる場でもあるので、やりがいがある仕事だといえます。
声優業界に興味のある方へ
ボイスドラマやアニメなどで活躍できる声優を目指そう!
ボイスドラマは人気の漫画やアニメ・ライトノベルなどが題材になることが多いため、トップクラスの実力を持つ人気声優が担当するケースが多いです。
そのため、声優を目指している方の中には「ボイスドラマに出演したい」と考えている方も少なくありません。
もし本気で売れっ子声優を目指すのであれば、専門学校で本格的に学ぶことをおすすめします。
その理由は、専門学校では基本的な発声や滑舌に加えて、感情の表現方法や演技などのさまざまなことを学べるからです。
レッスンや授業を通して確実にスキルを身に付けることで、デビューに一歩近付けますよ。
「独学ではなかなか上手くならない」「発声練習ってどのようにすればいいかわからない」という方は、ぜひ専門学校で“声優のいろは”を学んでみてくださいね。