日本のアニメは海外でも「ジャパニメーション」と呼ばれ人気となっており、世界的に有名な作品もたくさんあります。そのような作品に触れ、将来はアニメ関係の職業に就きたいと思っている方も多いと思います。
しかし、漠然とアニメ関係の仕事といっても、種類はさまざまです。
自分が本当にやりたいことを見つけるためにも、アニメに関わる主な仕事について見ていきましょう。
また、この記事ではアニメの仕事に就く方法や年収なども解説しています。アニメの仕事に興味がある方はぜひ参考にしてください。
記事の概要
アニメ業界に興味のある方へ
アニメの仕事とは?
アニメの仕事とは、アニメに関わる仕事全般のことを指します。
「アニメの仕事」と聞くと、声優やアニメーターをイメージされる方が多いのではないでしょうか。実は、アニメの仕事にはたくさんの種類があります。
普段私たちが観ているアニメの裏側には多くの人が関わっているのです。
次の章から具体的な仕事を解説していきます。
声や絵でアニメに息を吹き込む仕事「声優・アニメーターなど」
声や絵でアニメに息を吹き込む仕事です。
アニメの仕事と言えば声優やアニメーターを連想する人も多いかと思います。
声優
声優は、アニメの仕事として真っ先に思いつく方も多いでしょう。キャラクターに声を吹き込む仕事です。個性と魅力のある声を吹き込むことで、キャラクターが躍動します。
昔の声優は顔出しをあまりしなかったですが、近年は、アイドル声優や2.5次元として顔出しをしながら、芸能活動を行う声優も増えています。
魅力あるキャラクターを表現するには、高度な技術や知識が必要になります。しかし、独学での習得は難しいため、専門学校に通って基礎から応用までを学ぶのが近道です。
声優のなり方や仕事内容については、以下の記事で解説しています。
【プロに聞いてみた】声優になるには?実際の収入や仕事内容も解説!
アニメーター
アニメの絵を描く仕事です。アニメは複数の静止画を組み合わせて動かしています。30分のアニメには原画が約300枚、動画が約4,000枚が必要となります。
動画の基本となる「原画」、原画と原画の間を埋める「動画」を描いていきます。
原画や動画全体を管理する「作画監督」やキャラクターを作る「キャラクターデザイナー」などのキャリアへ進むこともできる仕事です。
アニメーターについては、以下の記事でより詳しく紹介しています。
【保存版】アニメーターとは!内容や年収、必要な4つのスキルを解説
彩色
彩色は、アニメーターが作成した絵に色を付けていく仕事です。色の指定はアニメのイメージを大きく左右するため、重要です。
セル画の時代は筆を使って手作業で塗っていましたが、現在はパソコンで着色できるようにななりました。
アニメは塗らなければいけない絵の枚数が多いので、根気がいる作業ですが、色はアニメを形作る重要な要素なので、やりがいはあります。
彩色に関しては、以下の記事で分かりやすくまとめていますので、参考にしてください。
色彩設計を仕事にするには?アニメを彩る仕事内容・なり方を解説
音響
音響は、アニメの音に関する制作をする仕事です。BGMやSE(効果音)の選定や、アフレコ(声優が映像に合わせて収録する)の調整を担当します。
音の世界は奥が深く、音や音響機材に関する専門的な知識が求められます。アニメの名シーンは音楽が欠かせないため、重要な仕事となります。
音響に関しては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
アニメの”音”をつくる、音響エンジニアになるにはどうすればいい?
撮影
その名の通り、アニメの撮影を行う仕事です。前の工程で仕上がった絵や音声をもとにアニメを撮影していきます。
カメラを使わずに、パソコンにデータを取り込んで調整をしていきます。1つ1つのシーンを丁寧に作っていく必要があるため、根気が必要な作業です。
撮影は専門ソフトを使う場合が多いので、ソフトに関する知識が必要です。
アニメ業界に興味のある方へ
アニメ制作の全体の指揮を取る仕事「監督・脚本家など」
アニメの制作の全体の指揮を取る仕事もあります。
それぞれ解説していきます。
監督
アニメ制作の全ての決定権を持つ総責任者です。全ての部署を指揮し統括します。アニメの知識に加えて、映像や映画の知識も求められます。
他の専門家と連携して感動する作品を生み出すために尽力します。
監督のなり方は、以下の記事を参考にしてください。
脚本家
シナリオや台詞を考える仕事です。監督やプロデューサーとプロット(話の大きな流れ)を決めて、詳細な脚本を書いていきます。
脚本はアニメの設計図とも言えるので、アニメ制作における脚本家は作品の評価を大きく左右する存在です。想像力が豊かな方やストーリーを作るのが好きな方に向いている仕事です。
脚本家については、以下の記事で詳細にまとめています。
アニメ脚本家になるには?3つの方法やスキル・練習方法などを詳しく解説
プロデューサー
プロデューサーは、大きく分けて2つの種類がいます。
- 「企画・営業プロデューサー」:アニメの企画を出して、必要な資金の調達を行う
- 「制作プロデューサー」:作品全体のスケジュールの管理を行う。
高いコミュニケーション力やマネジメント力が求められます。プロデューサーについては、以下の記事で詳しくまとめています。
アニメプロデューサーになるには?必要な4つのステップや仕事内容を解説
演出家
演出家はその名の通り演出を行います。絵コンテの作成やキャラクター心理に応じて声優への演技指導を行います。
また予告編に使うカットを選ぶのも演出家の仕事です。自分の持っているセンスを活かして作品をより魅力的なものにしていきます。
演出家の仕事内容や必要なスキルは、こちらの記事で詳細に解説しています。
アニメ演出家の仕事内容とは?3つの必要なスキルやなる方法を詳しく紹介
制作進行
制作進行はスケジュールや予算や人員の管理を行う仕事です。アニメが納期通りに納品できるように管理や調整をしていきます。
キャリアを積めば、作品全体を統括するプロデューサーになることもできます。
制作進行に関しては、以下の記事を参考にしてください。
アニメ制作進行の仕事内容は?必要なスキルや適性・キャリアプランを解説
事務作業でアニメの仕事を支える仕事「総務や経理などの事務」
総務は組織を円滑に動かすために備品の管理やファイリング、イベントの企画や電話対応、秘書業務などを行っており、経理はアニメに携わる金銭に関わる部門を手がける仕事です。
これらの業務は数字に強いのはもちろんのこと、地道な作業を淡々とこなせる人に適性があるといえます。
アニメグッズの収益管理をする仕事「販売管理」
販売や販売管理はその名の通り、アニメグッズなどの管理をはじめとして、収益管理など、アニメに関わる商品の売り上げを管理する業務を指します。
アニメグッズに関する仕事は、以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。
アニメの仕事に向いている人
アニメの仕事に向いているのは、以下のような人です。
それぞれ解説していきます。
アニメが好きな人
アニメが好きな人はアニメの仕事に向いています。アニメの仕事は忍耐力が必要ですが、作品への愛があれば、楽しく働くことができます。
また、アニメに関する興味関心が高いため、スキルや知識を身につけやすいです。
ものづくりが好きな人
ものづくりが好きな人は、アニメの仕事に向いています。アニメ作品は、決められた仕事をするだけではなく、多くの人が試行錯誤して作っていくことになるので、クリエイティブな人には相性がよいです。
チームで仕事をしたい人
チームで仕事をしたい人は、アニメの仕事に向いています。アニメは一人では作れません。紹介してきたように多くの人が関わって1つの作品ができあがります。
そのため、チームでの仕事が必須となります。チームで仕事をしたい人にはピッタリの仕事です。
アニメの仕事は未経験でも大丈夫?
アニメの仕事は、専門的なスキルや知識が求められるため、未経験から始めることは難しいでしょう。
とはいえ、制作会社に入るためにも専門的なスキルや知識が求められるため、未経験からでも実力をつけられる専門学校を利用するのがよいでしょう。
アニメの仕事は絵が苦手でも目指せる?
絵が苦手でも、アニメの仕事を目指すことができます。
絵を描くアニメーター以外でも、声優、音響、監督、制作管理など多くの仕事があります。
そのため、絵が苦手でもアニメの仕事を目指すことは可能です。
アニメの仕事に就くには専門学校が近道
先ほどもお伝えした通り、アニメの仕事は、専門のスキルや知識を求められます。しかし、独学でも習得が難しいため、専門のスキルや知識を身につけるためには専門学校が最適です。
アニメの仕事に就くには専門学校が近道となります。
数ある専門学校の中でも、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校では、アニメの仕事で活躍できる即戦力を育てています。
第一線で活躍しているプロの講師から技術を学ぶことができるので、就職やデビューをサポートしています。
また、産学連携プロジェクトにより在学中から、即戦力になるための経験を積めます。
資料請求は、以下のページから行っています。
【東京アニメ】「資料請求」お申し込み|東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
また、体験入学も行っていますので、ぜひ活用してください。
オープンキャンパス・体験入学|東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
アニメの仕事の年収
アニメの仕事の年収は、職種や経験によっても大きく左右されます。
求人サイトの「求人ボックス」のデータでは、アニメの仕事の年収は、平均470万円となっています。(参考:求人ボックス)
経験を積んだり、人気の作品に関わったりすれば、年収は伸びていきます。実力が年収に影響する仕事なので、実力をつければつけるほど年収は上がります。
アニメの仕事のやりがい
アニメの仕事のやりがいは、以下のものがあります。
- アニメの制作に携われる
- 憧れの業界人と仕事ができる
- 自分の個性を活かして仕事ができる
アニメの制作に関わることができるのは大きなやりがいです。自分が関わった作品が放送された時には大きな達成感を味わえます。
また、アニメの仕事をしていれば、憧れの声優や監督などと仕事をする機会もあります。時には、「自分が子供の時に観ていた作品を作った人と同じ仕事ができる」という場合もあります。
さらに、答えがない仕事なので、自分の個性を活かして仕事ができることもやりがいの一つです。
アニメの仕事の将来性
日本のアニメは、美しく丁寧に作られており、世界的にも評価が高いです。有名なアニメがハリウッド映画となり、アニメの登場人物のコスプレをSNSで投稿する著名人もいます。
アニメ市場は、2020年には世界で約2兆4261億円もの市場規模になっています。(参考:「アニメ産業レポート2021」 日本動画協会)
2020年は、新型コロナウイルスの影響でライブなどのイベントが行えなかったこともあり、2019年より約884億円の減少となりました。しかし、2019年までは、11年連続で成長しているため、ライブやイベントが行えるようになれば、市場規模はまた成長していくでしょう。
世界的に支持され市場規模の大きいアニメの仕事に携わることができるので、アニメの仕事の将来は明るいと言えます。
アニメの仕事に就くには専門学校がおすすめ
アニメの仕事は、どの仕事もやりがいのある仕事です。なぜなら、世界中の人を楽しませるアニメ作品に関われるからです。
しかし、専門的なスキルや知識が必要なため簡単にはなれません。
そのため、アニメの仕事に就くには専門学校がおすすめです。
数ある専門学校の中でも、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校では、アニメの仕事に就くための環境が整っています。
第一線で活躍しているプロの講師の指導を受けられます。デビュー・就職の実績は業界でもトップクラスです。多くの人が夢を叶えて、憧れのアニメの仕事に就いています。ぜひ自分の好きなことを仕事するために一歩を踏み出してください。
資料請求は、以下のページから行っています。
【東京アニメ】「資料請求」お申し込み|東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
また、体験入学も行っていますので、ぜひ活用してください。
オープンキャンパス・体験入学|東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
アニメの仕事に就きたいという夢をサポートします。